クオーターバック（QB）デイビス・ミルズがさらに1シーズン、C.J.ストラウドのバックアップを務めるべく、契約を締結することになった。

現地4日（水）、ヒューストン・テキサンズとミルズが1年500万ドル（約7億1,746万円）の契約延長に合意したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが契約について知る人物の話をもとに報じている。その契約には出場時間に応じたインセンティブも含まれているとのこと。

この契約により、ミルズの契約期間は2025年シーズン末までとなる。また、新たに得る500万ドルの年俸は他のバックアップQB――カロライナ・パンサーズのアンディー・ダルトンやニューヨーク・ジャイアンツのドリュー・ロック、デンバー・ブロンコスのジャレット・スティッドハム――と同じだ。

新人契約の最終年を迎えようとしていたミルズの基本給は、311万6,000ドル（約4億4,712万円）とされている。来春にオープンマーケットに出る代わりに、ミルズは少なくとももう1年、ヒューストンにとどまることになった。

2021年ドラフトの3巡目で指名されたスタンフォード大学出身のミルズは、新人として11試合に先発出場し、2022年には15試合で先発を務めている。オフェンスをうまく動かす素質を示した一方で、ターンオーバーを喫することも多かったミルズは、キャリア2年目にリーグ最多タイとなる15回ものインターセプトを喫した。

過去2年のプレシーズンで、ミルズは攻撃コーディネーター（OC）ボビー・スロウィックのオフェンスで優れた判断力を示し、ストラウドに何かあった場合もテキサンズがバックアップに安心できる状況を作り上げてきた。ミルズは今季を終えた後、来年に先発の座を争う場所を探すこともできたはずだ。しかし、ミルズは今後もヒューストンにとどまり、ストラウドや急成長を遂げている他のメンバーと共にさらなる発展を目指していく。

【RA】