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AFCチャンピオンシップゲームでのファンブルを原動力にするレイブンズWRフラワーズ

2024年09月05日(木) 12:27


ボルティモア・レイブンズのゼイ・フラワーズ【NFL】

ボルティモア・レイブンズは昨シーズンのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームの第4クオーター開始時点で、カンザスシティ・チーフスに17対7とリードを許していた。

最終クオーターの最初のスナップで、レイブンズのワイドレシーバー(WR)ゼイ・フラワーズがクロッシングルートでボールをキャッチし、フィールドを疾走してエンドゾーンにダイブした。だが、その瞬間に悲劇が起きる。

チーフスのコーナーバック(CB)ラジャリウス・スニードが空中のフラワーズからボールを叩き落とし、チーフスがエンドゾーンでリカバー。レイブンズが試合に追いつく絶好のチャンスは、この瞬間に消え去った。

現地6日(木)のサーズデイナイトゲームでの再戦を前に、フラワーズは試合の運命を変えたファンブルにこだわっていないものの、その失敗が2024年への大きなモチベーションになっていると語った。

「ただ、去年よりも良いシーズンを送りたいだけだ」とフラワーズは火曜日に話している。

「俺たちはチャンピオンシップという最大の目標に向けて練習を積んできた。だから、昨シーズンはもう過ぎたことだ。確かに、あの失敗が新しいシーズンへの原動力になっているのは間違いないけど、あのことにばかり考えていたら今シーズンが台無しになってしまう」

例のファンブルは、当時ルーキーだったフラワーズが54ヤードのパスをレッドゾーンでキャッチしたものの、そのプレー後にトーンティングのペナルティを受けた直後に起きたものだった。さらにもう一つ前のプレーでは、フラワーズが14ヤードのキャッチを成功させ、レイブンズはレッドゾーンに到達していた。

結局、昨シーズンはフラワーズやレイブンズが望んだような結果にはならなかった。それでも、数字に注目すれば、フラワーズはAFCチャンピオンシップゲームで5回のキャッチで115ヤード、さらにタッチダウンも決め、キャリア最高の記録を残しながらワイドレシーバーとしての大きなポテンシャルを発揮した。このパフォーマンスは、ミスを除けば、開幕戦に向けてレイブンズがフラワーズに寄せる期待を裏付けるに十分なものだ。

「今は新しいシーズンだから、去年のことはあまり気にしていない」とフラワーズは付け加えている。

「今年はチャンピオンシップを目指しているから、あのことはもう関係ない。俺たちはただ、目の前の試合に勝つだけだ」

フラワーズは2023年にレイブンズのルーキー記録を樹立し、77回のキャッチで858レシービングヤードと5回のレシービングタッチダウンを記録している。

【R】