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49ersのWRピアソルを銃撃して殺人未遂で起訴された少年が謝罪

2024年09月05日(木) 15:10


サンフランシスコ・49ersのリッキー・ピアソル【AP Photo/Jeff Chiu】

サンフランシスコ・49ersの新人ワイドレシーバー(WR)リッキー・ピアソルを週末の昼間に銃撃したとして、殺人未遂で起訴された17歳の高校生が、現地4日(水)に少年裁判所で罪状認否を受け、弁護士を通じて今回の出来事を申し訳なく思っていると述べた。

緑色のトレーナーとズボンを身にまとっていた細身の容疑者は、審理中に裁判官をまっすぐに見つめ、その場にいた両親の方を振り向かなかった。

サンフランシスコ地方検事のブルック・ジェンキンスは火曜日、この10代の容疑者を殺人未遂、半自動火器による暴行、第2級強盗未遂の罪で起訴した。水曜日、地方検事局は複数の銃関連の罪を追加している。

地方検事局は少年を成人として裁くかどうかを決めておらず、さらなる調査のためには時間が必要だとした上で、適切であれば成人裁判所に移管するよう裁判所に申し立てると述べた。カリフォルニア州法では、検事が司法の承認なしに未成年者を成人として起訴することができない。

容疑者の弁護士を務めている公選弁護人代理のボブ・ダンラップは審理の後、今回の出来事は非常に残念だと報道陣に述べた。

ダンラップは「彼はこのようなことが起きてしまったことを心から反省しており、彼の家族も同様に感じています。彼らを代表して、そして私自身の立場から、ピアソル家の皆さまとピアソルさんご自身に心よりお見舞い申し上げます。つまり、その点において、深い、深い後悔の念があります。彼は若い少年です」とコメントしている。

保護観察官はこの少年を拘留したまま、少年の別の問題が保留中となっている地元のサンホアキン郡に移送するよう勧めている。しかし、上位裁判所のロジャー・C・チャン判事は、少年はサンフランシスコにとどまることになると述べた。

チャン判事によると、水曜日には10代の容疑者とピアソルの両方の家族がその場にいたとのこと。

土曜日の昼間に高級ショッピング街で発生したプロスポーツ選手に対する銃撃事件は、大胆な万引きや空き店舗、アジア系アメリカ人の高齢者に対する暴行事件などに悩まされていた街が、再び全国から注目を集めるきっかけとなった。民主党のロンドン・ブリード市長は11月の再選に向けて厳しい戦いを強いられている。

容疑者は23歳のピアソルが土曜日の15時30分過ぎにユニオンスクエアの高級店での買い物を終えて1人で車に向かっていた際に、ピアソルが『Rolex(ロレックス)』の腕時計を身につけているのを目撃したとされている。警察によると、2人はもみ合いになり、容疑者の銃から発砲された弾がピアソルと少年に当たり、少年は腕に銃創を負ったという。

関係者によれば、ピアソルは至近距離から胸を撃ち抜かれたとのこと。ピアソルの母親であるエリン・ピアソルはソーシャルメディアに、銃弾は息子の胸の右側を貫通して背中から出たものの、致命的な臓器の損傷は免れたと投稿している。

ピアソルは日曜日にサンフランシスコ総合病院および外傷センターから退院した。

49ersのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチは火曜日に、ピアソルが月曜日にチーム施設に戻ったと明かしている。49ersはピアソルをNFI(非フットボール故障者)リストに登録することで、銃撃によるケガと、夏の間に行動を制限する要因となっていた肩のケガから回復する時間をピアソルに与えたとリンチGMは語った。

10代の容疑者はサンフランシスコから東に60マイル(約100km)離れたところに位置するトレイシー市に住んでいる。

容疑者はピアソルともみ合ったとされる場所から1ブロックほど離れたところで逮捕された。

【RA】