ジョーダン・ラブとグリーンベイ・パッカーズに向けられた大きな期待が早々にしてつまずいてしまった。

現地7日（土）、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話として伝えたところによると、パッカーズが今季初戦としてブラジルで対峙したフィラデルフィア・イーグルス戦でクオーターバック（QB）ラブが見舞われたケガはMCL（内側側副靭帯／ないそくそくふくじんたい）捻挫だという。

ペリセロによれば、ACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）に損傷はなく、回復のタイムラインは3週間から6週間が見込まれているとのことだが、すぐにでも復帰できるという楽観的な見方もあると付け加えている。

パッカーズは急成長中のラブが不在の状態でしばらく戦わなければならないものの、スーパーボウルを目指すチームにとってラブがシーズン終了を免れたことはポジティブなニュースと言えよう。

イーグルス戦終了直後にラブの状態を聞かれたヘッドコーチ（HC）マット・ラフルアーは「分からない」と2度、繰り返しただけだった。ラブが負傷したのは試合終了間際のタイミングで、イーグルス守備陣2人に同時にヒットされており、その場面に関する情報は少ないが、片足が左膝の内側で弾む様子の映像は確認されている。

パッカーズはシーズン第2週にホーム開幕戦を控えており、インディアナポリス・コルツを迎え撃つ前に、そしてそれ以降のラブが欠場する間のクオーターバックプランを早急に決定しなければならない。

デプスチャート上はイーグルス戦でラブに代わって最後の2プレーを担当したマリク・ウィリスが2番手だ。ウィリスはパスを投じるもインコンプリートに終わり、最後のスナップはサックを受けて終了した。パッカーズのバックアップオプションであるショーン・クリフォードと新人QBマイケル・プラットがプレシーズンで苦戦したことから、パッカーズは開幕まで2週間を切った段階でテネシー・タイタンズからトレードで獲得したのがウィリスだ。ラブ負傷に伴うパッカーズの現時点のオプションとしてはウィリスとクリフォードになるだろう。