8月末、ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ（HC）ロバート・サラーはアウトサイドラインバッカー（OLB）ハサン・レディックがマンデーナイトフットボールのサンフランシスコ・49ers戦に出場するにはまだ十分な時間があると述べていた。

しかし、どうやらその時間は尽きたようだ。

サラーHCは現地7日（土）に報道陣に対し、レディックがシーズン初戦を欠場すると言うのが“妥当”だと述べている。

9月下旬に30歳になるレディックはフィラデルフィア・イーグルスからジェッツにトレードされた後にホールドアウトしてきた。

イーグルスがその取引を完了させたのは、レディックが新しい契約を望んでいたことが一因だったが、ジェッツが驚くべきことにプロボウルに2回選出された経歴を持つレディックの契約を再編しなかったため、レディックは8月12日にトレードを要請した。

それ以来、両者の間ではほとんど進展が見られていない。

したがって、ジェッツはオフシーズンに獲得した大型選手――4シーズン連続で10回以上のサックを記録し、2年連続でプロボウルに選出されている――を欠いたまま、難しいシーズン第1週の試合に臨むことになる。

ジャーメイン・ジョンソン二世、マイケル・クレモンズ、ウィル・マクドナルド四世、タカリスト・マッキンリーといった選手たちはレディックが不在の間、引き続きチームを支えていかなければならない。

レディックが次の試合を欠場する前にチームに合流するための十分な時間と歩み寄りがあるかどうかは、現時点では不明だ。

【RA】