ジャクソンビル・ジャガーズ戦で負傷したカンザスシティ・チーフスのクオーターバック（QB）アレックス・スミスの状態はさほど深刻ではなさそうだ。

ヘッドコーチ（HC）のアンディ・リードは現地7日（月）、頭部と耳を負傷していたQBスミスが“痛みのぶり返しがない限り”カロライナ・パンサーズとの第10週に復帰する予定であることを明かした。

チーフスは第9週のジャクソンビル・ジャガーズ戦には辛うじて勝つことができたものの、攻撃陣にはちぐはぐな印象を受けた。バックアップQBニック・フォールズは33回のパス中20回の成功、187ヤード、1タッチダウンと平凡な成績。しかし、恐ろしいほどに不正確なスローも多く見られた。多様な攻撃パターンを持つパンサーズ戦を前にして、スミスの復帰は完璧なタイミングである。とりわけ、ショートパスが多くなるパンサーズ戦、スミスの存在は欠かせないだろう。

HCリードが知る限り、チーフスはもう1週間ばかり脳震とうプロトコル中であるランニングバック（RB）スペンサー・ウェア不在で戦わねばならなそうだ。リードはラインバッカー（LB）ジャスティン・ヒューストンがPUPリストからアクティブ登録され、パンサーズ戦に向けて調整に入ると語り、今週の練習の中でヒューストンの状態を見極めていくことになる。

【その他、7日に判明した各チーム故障者情報】

1．ニューヨーク・ジャイアンツのHCベン・マカドゥーはガード（G）ジャスティン・ピューが膝を負傷し、“少しの間離脱する”と語った。『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートはこの期間が3週間から4週間になると報じている。ワイドレシーバー（WR）ビクター・クルーズ（足首）は月曜日にMRI撮影を行う。

2．バッファロー・ビルズのRBルショーン・マコイ（ハムストリング）はシアトル・シーホークスとのマンデーナイトゲームにアクティブ登録。

3．デンバー・ブロンコスのディフェンシブエンド（DE）デレク・ウルフは肘の亀裂骨折で1カ月ほどの離脱。

4．ワシントン・レッドスキンズのタイトエンド（TE）デレック・キャリアー（膝）は練習に復帰し、PUPリストからアクティブ登録されるかどうか、判断まで残り21日間となる。

5．シカゴ・ベアーズのWRマークェス・ウイルソン（足）は月曜日に練習復帰し、アクティブ登録か、または、故障者リスト入りかの判断を下される21日間が始まる。

6．タンパベイ・バッカニアーズはRBアントーン・スミス（膝）とDEハワード・ジョーンズ（膝）を故障者リストに登録したと発表。

7．テネシー・タイタンズのHCマイク・ムラーキーは新人RBデリック・ヘンリーがサンディエゴ・チャージャース戦でふくらはぎを負傷したことを明かし、最長で2週間の離脱を余儀なくされたとも述べている。

8．チャージャースのHCマイク・マッコイはタイタンズ戦の後半で離脱したGオーランド・フランクリンがまだ脳震とうプロトコル中であると明かした。