ファルコンズ、GMディミトロフと3年の契約延長
2016年11月08日(火) 13:17アトランタ・ファルコンズのジェネラルマネジャー(GM)ディミトロフは現地7日(月)、チームとの契約を2019年までの3年間延長することに合意した。ヘッドコーチ(HC)ダン・クインもまた、2019年シーズンまでの契約で合意している。現在、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区でトップに立つチーム成績とあれば、当然の結果であろう。
ファルコンズのオーナーを務めるアーサー・ブランクは声明の中で「ここ2年に渡ってダンとディミトロフの関係性がとても良好であると感じており、2人が思い描いてきた理想像やドラフト、フリーエージェント戦略が実り始めているのも分かる。期待値はかなり高い。トーマスの契約を延長することによって、ダンとの連携がさらにうまくかみ合い、フィールドの内外問わずにチームやファンに結果をもたらしてくれるだろう」と語った。
9年間のファルコンズ在任中にエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤー(最優秀役員賞)を2度受賞しているディミトロフはファルコンズでの戦績を80勝57敗としている。これは同期間を勤め上げたGMの中でも8番目に良い成績だ。
しかし、常に順風満帆に進んで来たわけではない。低迷した2014年シーズンを経て、ファルコンズはフロントの大胆なリストラを敢行。当時アシスタントジェネラルマネジャーであったスコット・ピオリへが重責を担い、実質的にディミトロフが失ったものも少なくはなかった。
チームの荒療治を乗り越え、現在もディミトロフと良好な状態にあるクインは「ヘッドコーチとジェネラルマネジャーとの関係性というのは、チームを作り上げる際に非常に重要になる。ロースターを組む際にもわれわれは同じビジョンを持っており、ここ2年間で堅い土台を構築することができたと思っている。私の知る中でもディミトロフは大変優れたGMであり、今後も良好な関係性を続けたいと願っている」と述べた。
今季がもし今日で終了するならば、6勝3敗の戦績を収めているファルコンズはNFCの2枚目のシード権を獲得することになる。ディミトロフとクインという最高のタッグがチームをどこまで強くするのか、今後のファルコンズにも期待だ。