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カウボーイズ、QBロモの第10週復帰は“大きな誤り”

2016年11月08日(火) 13:29

ダラス・カウボーイズのトニー・ロモ【AP Photo/David Richard】

第9週のクリーブランド・ブラウンズ戦に勝利し、チーム7連勝を飾ったダラス・カウボーイズのオーナー、ジェリー・ジョーンズはクオーターバック(QB)トニー・ロモが第10週にアクティブになる可能性をまだ除外してはいない。

しかし、『Fort Worth Star-Telegram(フォートワース・スター・テレグラム)』に対してジョーンズは「先週とは違い、変な憶測をするつもりはない。分からないんだ。だが、もう少しやるべきことがありそうだ。現段階で、去年の彼と比べてもより良い状態にいると思う」と語った。

現地13日(日)に行われるピッツバーグ・スティーラーズ戦、ロモの出場は期待しない方が良い。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは7日早朝、ロモが今週末の試合に出場する可能性について“大きな誤り”だと伝えた。

ラポポートによると、ロモは7日と8日のリハビリではコンディションの調整とアジリティのトレーニングに注力し、今週はフルでの練習を行わない予定である。

先週のクリーブランド・ブラウンズ戦、QBダック・プレスコットはパス27回中21回の成功、247ヤード、3タッチダウン、0インターセプト、141.8パスレーティングという申し分のない成績を残してチームを勝利へと導いた。今やカウボーイズはロモに関する決定をいくらでも遅らせることが可能である。

ロモの状態が良い場合、ダクとロモのどちらが先発QBとなるのかというジョーンズに対する質問は止まらないが、ジョーンズは「悪い質問ではないが、その質問には答えない。幸運にもわれわれには余裕ができたから、ゆっくり考える。このチームには本当に才能あるQBたちがいる。トニー・ロモはこのリーグでも最高クラスのQBだと思う。後悔しているのはロモにケガをさせてしまったことと、まだ彼と一緒にスーパーボウルで優勝していないことだ。ロモは本当に才能豊かな選手。そんな選手も後ろに控えながら、今はダクのプレー、ダクの将来に胸が躍る。現在の状況には何の問題もない」と、予想通りの曖昧な表現で返答。

プレスコット指揮下で絶好調のカウボーイズ攻撃陣であるが、もしチームがこの新人QBを先発から外すと言うならば、ダラスの町は暴徒と化すかもしれない。カウボーイズの戦況に変化が表れるまで、ロモのリハビリは計画的なペースでじっくりと進んでいく。ダクにもしものことがあった時にだけ、ベテランQBロモが急ピッチで戦闘態勢を整えるだろう。