ラムズWRカップが足首を痛めて途中離脱、ケガの程度は不明
2024年09月16日(月) 11:11ロサンゼルス・ラムズが現地15日(日)、今季2試合目にして2人目のスターワイドレシーバーを失った。
ラムズが10対41で大敗を喫したアリゾナ・カーディナルス戦の第2クオーターに、ワイドレシーバー(WR)クーパー・カップが足首を負傷。試合復帰はダウトフルとされ、フィールドに戻ってくることはなかった。
ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは試合後、カップに関する最新情報を持ち合わせていなかったが、『The Athletic(ジ・アスレチック)』のジョーダン・ロドリゲスによると、ロッカールームを後にする際、左足にウオーキングブーツを履いていたという。
カップが試合を離脱した時点でチームは3対24と大きく引き離され、カップは4回のキャッチで37ヤードを記録していた。
ラムズは第3クオーター終了間際にこの試合で唯一となるタッチダウンを決めたものの、後半に17点を奪われて敗北を喫している。
これにより、ラムズの今季は0勝2敗となったが、それ以上に気がかりなのは故障者が続出していることだ。
2023年シーズンにルーキーとしてブレイクを果たしたWRプカ・ナクアが開幕戦でPCL(後十字靭帯/こうじゅうじじんたい)を捻挫し、日曜朝には『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがナクアの離脱がシーズン第9週まで長引く可能性を伝えたばかりだ。
カップのケガの程度はまだ不明とはいえ、長期欠場となればラムズの巻き返しに大きな打撃となる。
ナクアに加えてオフェンシブタックル(OT)ジョセフ・ノートブームとガード(G)スティーブ・アビラが故障者リザーブ(IR)入りする中、クオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードはすでにパッチワークと化したオフェンシブラインに対応しているが、2人のパスキャッチャー不在で戦っていかなければならない。
ラムズはシーズン第3週にサンフランシスコ・49ersを迎え撃つことになっており、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区の重要な一戦を控えている。
マクベイHCはこの機会に選手たちが立ち上がってくれるはずだと期待を寄せている。
大量の負傷者を抱えていることについて問われたマクベイHCは「彼らは戦い続けている。精神的にタフな人が多いのでね。こういう時に試される。自分にとって成長した瞬間を振り返れば、決して良い時に起きたものでないことは分かる。こういう時にしか成長は生まれない。がんばり時というやつだが、攻めるか折れるか、その選択を迫られる瞬間だ。私は、多くの選手が顔を上げてがんばってくれることに賭けている」と述べた。