マイアミ・ドルフィンズのヘッドコーチ（HC）マイク・マクダニエルは現地16日（月）、クオーターバック（QB）トゥア・タゴヴァイロアを故障者リザーブ（IR）に入れるかどうかの判断を下すには現時点で「十分な情報がない」と報道陣に明かした。

マクダニエルHCは「医療専門家が判断すべきこと。まだ何かを決められるような段階ではない。（中略）数日中には分かるだろう」とコメントしている。

先週、バッファロー・ビルズに敗北したシーズン第2週サーズデーナイトフットボールで脳しんとうを患ったタゴヴァイロアについて、試合翌日、どのようなタイムラインが考えられるかと問われたマクダニエルHCは「まったく見当がつかない」と答え、タゴヴァイロアの健康面に集中したいと主張した。

それでも、16日には午前中にタゴヴァイロアがチーム施設に姿を見せていたと明かしたマクダニエルHCはタゴヴァイロアの「今日の調子は良かった」と付け加えている。

「彼は良い調子だった。ただ、だからといって医学的な診断でどうなのかは分からない。彼とのやり取りを判断の基準にするのではなく、医学的な診察の最終結果や彼の容体をできる限りしっかりと聞いていきたい。彼と会えたのは良かった。チームメイトたちも彼に会えて嬉しかっただろうと思う」

また、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは15日、タゴヴァイロアには現時点で引退する予定はなく、すでに脳しんとうの専門医の診察を受ける手続きを開始していると報じた。

今回の脳しんとう（2022年シーズン序盤以来、3度目）がタゴヴァイロアのキャリアに関する決断に影響を及ぼす可能性や程度について、推測を拒否するマクダニエルHCは次のように述べている。

「トゥアが自分のキャリアについて話すことが最優先事項だと思う。報道は報道にすぎない。私としては、ただただ人として心配しているだけだ。トゥアには彼自身のキャリアの王者になってもらいたいし、それについて彼自身に語ってもらいたいと思っている」

ドルフィンズは16日、タゴヴァイロアの状態が不明瞭な中、クオーターバックルームに厚みを加えようと、ボルティモア・レイブンズの練習生からベテランQBのタイラー・ハントリーを獲得している。