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QBフィールズに再び先発の準備をさせるスティーラーズ、QBウィルソンは練習に制限

2024年09月18日(水) 10:17


ピッツバーグ・スティーラーズのジャスティン・フィールズ【AP Photo/David Zalubowski】

ピッツバーグ・スティーラーズは先週と同じ状況下にあり、クオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズが再び先発する準備を進めている。

現地17日(火)、スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは現時点での計画として、QBラッセル・ウィルソンがふくらはぎの負傷に対処し続けているため、日曜日に控えるロサンゼルス・チャージャーズ戦に向けて、再びフィールズに先発出場の準備をさせていると述べた。

トムリンHCは記者団に対し「実際、先週のラス(ウィルソン)に対するのとほとんど同じ姿勢で臨んでいる。今日の時点では、ラスが練習にフル参加する予定はないため、ジャスティンを中心とした準備を進めている」と語っている。

これは——ほとんど一語一句そのまま——先週と同じ筋書きであり、トムリンHCはウィルソンに関する質問に対して「仮定」の話には立ち入らないと強調しつつ、次のように続けた。

「今週を通じてラッセルの状況に注視し、彼の参加の度合いや質が考慮に値するレベルに達したら、その時点で検討する。もちろん、いつそうなるかは検討事項の1つだ。しかし、今日の時点では、彼が明日の練習にフル参加する予定はないため、われわれはジャスティンを中心に準備を進めており、何か他のことが起こるまでは、その考え方を維持するつもりだ。仮定の話をするのは時間の無駄だ」

現在、スティーラーズはフィールズを先発に据えて2勝0敗。そのスティーラーズが2勝0敗でシーズンをスタートさせるのは2020年以来のことだ。オフェンスは2試合で合計31点しか挙げておらず、フィールズのパスヤードはどちらの試合でも160ヤードを越えていないものの、プレー内容は数字として残る成績より優れている。フィールズは大きなミスを犯しておらず、43回のパスアテンプトでインターセプトを食らわずに済んでいるのだ。

スティーラーズの攻撃陣はオフェンシブライン(OL)の問題や反則によっても足を引っ張られている。シーズン第2週に行われたデンバー・ブロンコス戦におけるフィールズのスタッツは、タッチダウンや信じられないほど正確なパスによる51ヤードのロングパスが反則で帳消しにされなければ、はるかに良いものになっていただろう。

先発ではなかった元ドラフト1巡目指名のオフェンシブタックル(OT)ブロデリック・ジョーンズが、51ヤードのロングパスを取り消した反則の原因となっている。これはジョーンズによるこのシリーズで3回目の反則だった。この一連の反則の後、ジョーンズがオフェンスに再び登場することはなかった。

トムリンHCは「ブロデリックに挽回のチャンスを与えるつもりだ」とコメントし、こう続けている。

「彼は才能ある若手選手だ。トロイ(ファウタヌ、OT)が先発したことで、きっと失望しているだろうが、それを乗り越えなければならない。私はリーダーとして、それを乗り越える機会を彼に与えなければならない。今週の準備に取りかかる。どちらの選手も練習にどれだけ参加し、その質がどうかを基準にして、今週のレップスの割り振りを決めるつもりだ。今はもう新しい週なんだ」

確かに新しい週ではあるが、先発クオーターバックは引き続き同じ選手が務めることになりそうだ。

【KO】