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選手として対戦したヘッドコーチとの対決は「少し変な感じ」とジェッツQBロジャース

2024年09月19日(木) 11:46


ニューヨーク・ジェッツのアーロン・ロジャース【NFL】

わずか4回のプレーに参加した後に2023年シーズンを棒に振ることにつながったアキレス腱(けん)断裂に見舞われてから初めて、ニューヨーク・ジェッツのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは現地19日(木)にメットライフ・スタジアムでプレーする。

それはMVPに4回輝いた経歴を持つロジャースのキャリアの長さを称える瞬間にもなるだろう。

20シーズン目を迎えているロジャースは、グリーンベイ・パッカーズ時代(2010年、2014年)にお互いが選手として2回対戦したことがある38歳のジェロッド・メイヨがヘッドコーチ(HC)を務めているニューイングランド・ペイトリオッツと対決する。チームメイトのランニングバック(RB)ブレーロン・アレンも、ロジャースがいかに長く活躍しているかを改めて思い起こさせる存在だ。20歳のアレンは前回の試合で、1930年以降でスクリメージタッチダウンを決めた最年少のNFL選手となった。

チーム公式記録によると、ロジャースは火曜日に「(過去に選手として)対戦したことがあるヘッドコーチと対決したり、自分の子どもでもおかしくない年齢の選手と一緒にプレーしたりするのは、少し変な感じがする」と語ったという。

「40歳になってもプレーしていることがどれほど特別なことか、改めて実感する」

ロジャースがこれまでに自分より若いヘッドコーチと対戦した際の成績はプレーオフを含めて5勝2敗だ。ショーン・マクベイとの対戦で3勝1敗、ケビン・オコンネルとの対戦で1勝1敗、ブライアン・キャラハンとの対戦で1勝0敗を収めてきたロジャースにとって、メイヨはその中で初めてのディフェンス出身のコーチとなる。

シーズン最初の2試合――サンフランシスコ・49ersに敗れ、テネシー・タイタンズに勝利――を敵地で戦ったロジャースが、メットライフ・スタジアムのトンネルを走り抜けるのは2023年シーズン第1週以来のことになる。当時はロジャースがアメリカ国旗を持ってフィールドに駆け出したことで注目を集めた。ベテランQBのロジャースはその瞬間に向けて心の準備をしている。

ロジャースはジェッツとニューヨーク・ジャイアンツが共有しているスタジアムに対して自分がつけた愛称を挙げつつ、「それについては良い気分だ。“ジェットライフ”でフィールドに立つのは久しぶりだからね」とコメント。

「だから、いろんな感情が湧き上がるのは間違いないだろう。でも、俺たちはありがたいことに、すでに今シーズン3試合目を迎えている」

「2試合フルでプレーして、身体はいい感じだ。ショートウイークにしてはこれ以上ないくらい良い状態だ」

ジェッツは2023年シーズン第18週にペイトリオッツを17対3で破り、15試合続いていたペイトリオッツ戦での連敗記録を止めた。今後、自分たちの連勝記録をスタートさせようとしているジェッツは、2008年と2009年に成し遂げて以来、初めてペイトリオッツに連勝することを目指している。ジェッツは2015年シーズン第16週を最後に、一度もホームでペイトリオッツに勝利していない。

【RA】