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ドルフィンズは負傷したQBタゴヴァイロアに代わって先発するトンプソンを信頼しているとマクダニエルHC

2024年09月19日(木) 13:49


マイアミ・ドルフィンズのスカイラー・トンプソン【AP Photo/Lynne Sladky】

マイアミ・ドルフィンズがシーズン第2週でバッファロー・ビルズに敗れた際に、クオーターバック(QB)スカイラー・トンプソンがリリーフとして出場して見せたパフォーマンスは、近い将来に先発を務めるにあたってあまり楽観的な見通しを提供するものではなかった。

しかし、ドルフィンズは一丸となって自分たちのクオーターバックを支えている。その理由はシンプルで、トンプソンが長い間、舞台裏でチームとともに努力してきたからだ。

ドルフィンズの公式記録によると、ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルは現地18日(水)に「チームがスカイラーに対して抱いている自信は本物であり、それは彼が控えクオーターバックとして費やした、ほとんどの人が見ていない何千時間もの努力によって、自ら獲得したものだ」と述べたという。

脳しんとうを起こしたQBトゥア・タゴヴァイロアが火曜日に故障者リザーブ(IR)に入り、少なくとも今後4試合は欠場する見込みであるため、トンプソンが日曜日に行われるシアトル・シーホークス戦で先発する予定だ。

マクダニエルHCはタゴヴァイロアをIRに入れる決断について「最善の決断をして前に進むだけだ」と語り、こうつけ加えている。

「協力してこの結論に至ったと思っている。それが必要なことだと思う」

トンプソンが最後にドルフィンズで多くのスナップを受けたのは、2022年シーズンの終盤、ドルフィンズがタゴヴァイロアをシーズンの残りの試合から外した時だった。トンプソンはシーズン第18週のニューヨーク・ジェッツ戦では11対6でドルフィンズを勝利に導き、その後のスーパーワイルドカードウイークエンドではビルズに対して、パス45回中18回成功、220ヤード、タッチダウン1回、インターセプト2回という成績を残し、3点差で敗れた。

それ以来、先発はタゴヴァイロアが務めている。少なくとも、先週の木曜日に行われたビルズ戦でタゴヴァイロアが脳しんとうを起こすまではそうだった。タゴヴァイロアの負傷により、途中出場を余儀なくされたトンプソン。最終的に大差で敗れたこの試合の中で、トンプソンはパスの精度に苦しみ、パス14回中8回成功で80ヤードという数字にとどまった。しかし、マクダニエルHCはトンプソンが練習やサイドラインでの経験を通じて成長していると信じており、次のようにコメントしている。

「彼はおそらくチーム内の誰よりも、ウオークスルー形式でわれわれのプレーを実行してきた。なぜなら、彼は練習生や新加入選手、ケガから復帰してきた選手など、あらゆる選手とともに、真剣にプロセスに取り組んできたからだ。彼は1年間、絶え間なくそれを続けてきた。その結果、ハドルでは自信に満ちた姿勢が見られるようになった。何をするにしても、より確信を持って行動できるようになっている」

ドルフィンズはベテランQBのタイラー・ハントリーをレイブンズの練習生から補強し、トンプソンのバックアップとして備えたが、ドルフィンズがトンプソンを先発に据えて準備を進めているのは明らかだ。トンプソンの実戦経験は少ないものの、チームメイトたちはトンプソンが十分にやり遂げるだろうと楽観的に見ている。

ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)ジェイレン・ワドルは月曜日に「俺たちは彼の能力に自信を持っている。彼はフィールド上で堂々とプレーしているから、きっと楽しい試合になるよ。ワクワクしている。彼はこの瞬間に向けて準備してきたんだと思う」と語った。

ワドルが正しいかどうかは、ドルフィンズが敵地でシーホークスと戦う日曜日に明らかになるだろう。

【KO】