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シーホークス攻撃陣が実力を“爆発”させる瞬間を待つWRメットカーフ

2024年09月19日(木) 14:39


シアトル・シーホークスのD.K.メットカーフ【NFL】

NFLキャリア19試合目にして、シアトル・シーホークスのワイドレシーバー(WR)ジャクソン・スミス・インジグバが待望のブレイクアウトを果たした。

それはシーホークス攻撃陣の今後にとって朗報だと言えるだろう。

しかし、ワイドレシーバーのD.K.メットカーフはそれだけにとどまらず、それがシーホークスの相手チームにとって問題になると見ている。

現地18日(水)、メットカーフは「良いことだとは思わない。これから俺たちをカバーする相手ディフェンスにとっては悪いことだと思う」と語った。

現在2勝0敗のシーホークスは、この2週間でいずれもワンスコアゲームを抑えてなんとか勝利を収めている状態だが、メットカーフはまだ同時に力を発揮できていないスキルプレーヤーたちが攻撃面で実力を爆発させるときが間もなく訪れると信じている。

インジグバやベテランWRタイラー・ロケット、テールバックのザック・シャルボネ、負傷中のタイトエンド(TE)ノア・ファントおよびランニングバック(RB)ケネス・ウォーカー三世、そして自分自身が属するオフェンスが、今後の試合でより良いパフォーマンスを発揮できると考えているメットカーフは、次のように話している。

「だって、ロック(ロケット)や俺、ジャックス(スミス・インジグバ)がいる上に、ノアのことはまだ見てないだろ。ケン(ウォーカー三世)のことはシーズン第1週に見たはず。ザック・シャルボネはまだブレイクアウトしていない。だから、オフェンスのスター選手全員が実力を爆発させるまでの時間は刻々と迫っていると思う」

インジグバは延長戦の末に勝利したニューイングランド・ペイトリオッツ戦でキャリア最高となる12回のレシーブを記録するとともに、キャリア初の100ヤード超えを達成。メットカーフはレシーブ10回で129ヤード、タッチダウン1回を記録し、斜筋を負傷したウォーカー三世が欠場する中、シーホークスが2023年ドラフト1巡目で指名したインジクバとともにパフォーマンスを向上させた。

シーホークスがシーズン第3週に行われるマイアミ・ドルフィンズ戦で、先に述べたような攻撃面の爆発を起こせるかは分からない。ウォーカー三世もファントも水曜日の練習には参加していないからだ。

とはいえ、彼らがいなくても、クオーターバック(QB)ジーノ・スミスがチームを引っ張ってくれるだろう。

水曜日にスミスが過小評価されていることについて尋ねられたメットカーフは、その表現に異議を唱えた。

「みんなこの3年間ずっと、あいつが過小評価されているって言っているよな」とコメントしたメットカーフはこう続けている。「いつになったらやめるんだ?」

「彼は決して過小評価されているわけじゃない。他の31人のNFLクオーターバックと同じように、彼もNFLクオーターバックだ。過小評価という言葉はもう使うべきじゃない。彼は自分の仕事でものすごく成功している」

メットカーフがその言葉を意図とは異なる形で受け取った可能性はあるが、メットカーフがスミスを高く評価しているというメッセージは明確だ。

シーホークスの正真正銘のQB1として3年目のシーズンを迎えているスミスは、自由に使える武器が豊富にそろったオフェンスを擁している。

「彼はクオーターバックとして素晴らしいリーダーだし、クオーターバックポジションでの仕事も見事にやっている」とメットカーフは称賛。

スミスをはじめとするオフェンス選手がメットカーフの予想通り、これからの数週間で力を結集できるかはまだ分からないが、シーホークスが攻撃陣の爆発を心待ちにしているのは間違いないだろう。

【RA】