ラン攻撃を止めるつもりのタイタンズDTシモンズについて語るパッカーズRBジェイコブス
2024年09月22日(日) 14:26グリーンベイ・パッカーズのジョシュ・ジェイコブスは2024年シーズンが始まってから最も優れたランニングバック(RB)の1人となっており、最初の2試合で合計235ランヤード、キャリー平均4.9ヤードを記録している。
かつてランヤードでリーグトップに輝いたことがあるジェイコブスは、シーズン第2週に勝利したインディアナポリス・コルツ戦でパッカーズのランプレーをけん引。パッカーズは負傷したクオーターバック(QB)ジョーダン・ラブの代わりにマリク・ウィリスを司令塔に据えたその試合で、53回のランプレーを実行した。一方、現地22日(日)に行われる試合で誰が先発クオーターバックになろうと、テネシー・タイタンズの守備陣のリーダーは、ジェイコブスとランプレーの勢いを抑えることに全力を尽くすつもりのようだ。
『AtoZSports Nashville(AtoZスポーツ・ナッシュビル)』によると、タイタンズのディフェンシブタックル(DT)ジェフェリー・シモンズは先日、「結局のところ、俺はテネシーに来てからずっとこれを言ってきたけど、俺が気づいたことは、誰もテネシー・タイタンズのディフェンスに対してランを実行できないということ」と語り、次のように続けたという。「俺たちの考え方、今週の守備面の目標の1つは、ランを止めることだと思っている。だから、誰がボールを持っても、俺たちはボールに群がり、全員がボールに届くようにしなきゃいけない。それから、はっきり言うと、彼らからボールを奪う必要がある」
シーズン最初の2週間を通してランヤードでNFL内3位につけているジェイコブスは、金曜日にシモンズのコメントに反応した。
『The Athletic(ジ・アスレチック)』のマット・シュナイドマンによれば、ジェイコブスは「個人的に、あのコメントを聞いたし、たくさんの人が送ってくれた」と明かしたという。「あれについて特に思うことはない。もし自分がディフェンス選手だったら、同じことを言っていただろう。ランプレーにしても、オフェンスにしても、俺たちを止められるディフェンスはないと思うから、俺も同じことを言うよ。もちろん、相手のディフェンシブフロントは優秀だ。バックの選手たちはたくさんの試合を経験している。彼らはフィジカルなチームだから、どうなるか見てみよう」
シーズン第3週を迎えるにあたり、パッカーズはランヤード(424ヤード)でリーグトップに立っている。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、パッカーズは前回のインディアナポリス・コルツ戦で、マット・ラフルアーがヘッドコーチ(HC)に就任してから1試合あたりのランヤードで最多となる261ランヤードを獲得したとのこと。
ジェイコブスはそれに大きく貢献したが、RBエマニュエル・ウィルソンもバックアップとして良いランプレーを披露しており、これまでの9回のアテンプトでキャリー平均6.1ヤードを記録。また、ワイドレシーバー(WR)ジェイデン・リードもスイープで起用されており、キャリー3回で70ヤードをマークしているほか、1回のタッチダウンも決めている。
膝のケガを抱えるラブの出場ステータスをクエッショナブルとしている中、パッカーズがラン重視のゲームプランを続けるかどうかは不明だ。ウィリスが2試合連続で先発することになれば、ほぼ間違いなくそうした戦略となるだろう。その場合、シーズン最初の2週間における試合平均被ランヤード(92.5ヤード)でNFL内10位につけているタイタンズのディフェンスに対抗することになる。
タイタンズ戦では、2024年シーズン開幕直前にドラフト7巡目指名権と引き換えにパッカーズにトレードされたウィリスが、元所属チームと対峙することにもなる。キャリア3年目のウィリスもパッカーズの充実したラン攻撃に貢献しており、先発した1試合では41ランヤードを記録した。
パッカーズ対タイタンズ戦は日曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間23日(月)2時】から行われ、ジェイコブスとシモンズはそこで激突する。
【RA】