グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック（QB）ジョーダン・ラブの回復には、少なくとももう1週間かかりそうだ。そのため、マリク・ウィリスが自分をドラフトで指名したチームと対戦する見通しだ。

ラブは現地22日（日）のテネシー・タイタンズ戦を欠場する予定だと『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートが土曜日に情報を伝えた。ラポポートによると、ラブはシーズン第4週のミネソタ・バイキングス戦では復帰できるかもしれないとのことだ。

第3週のステータスがクエッショナブルとなっている25歳のラブは、シーズン2度目の欠場となり、ウィリスが2戦連続で先発を務めることになる。

ラブはNFLが初めてブラジルで開催したシーズン第1週のフィラデルフィア・イーグルス戦でMCL（内側側副靭帯／ないそくそくふくじんたい）を捻挫し、パッカーズは試合に敗れた。離脱期間は当初、3から6週間の間だろうと報じられていた。これで2戦連続クエッショナブルとなり、どうやら欠場は2試合ということになりそうだ。

ラブは今週の練習には戻ってきていたが、ヘッドコーチ（HC）マット・ラフルアーとパッカーズは慎重を期す考えのようで、それを責めることはできないだろう。

ラブの欠場によって、ウィリスにとっては興味深いマッチアップの舞台が整うわけだが、本人は今週前半にリベンジ的な要素はどこにもないと話していた。

ウィリスは司令塔として、第2週でインディアナポリス・コルツに対してパッカーズを勝利に導いており、先発役を引き受ける数週間前の8月26日（月）にタイタンズからトレードさればかりとは思えない見事な活躍ぶりを見せた。

2022年に3巡目指名されたウィリスはタイタンズのフランチャイズQB候補になると期待されたものの、テネシーでの2シーズンは不調に終わった。しかし、グリーンベイではキャリア最高とも言えるパフォーマンスを見せ、14回中12回のパスを成功させて122ヤードを獲得、NFLで初めてのタッチダウンパスを決めて、インターセプトなしという成績を残した。

ウィリスがパッカーズの先発としてナッシュビルに降り立つ間、ラブはもう1週間、復帰の時を待たねばならない。

1勝1敗のパッカーズと0勝2敗のタイタンズの試合は、日曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間23日（月）2時】にキックオフを迎える。

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