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チャージャーズのOTスレーターとアルトがチーフス戦欠場の見込み

2024年09月24日(火) 10:47


ロサンゼルス・チャージャーズのジョー・アルトとラショーン・スレーター【NFL】

ロサンゼルス・チャージャーズとクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートに朗報が届いている。X線検査の結果、ハーバートの足首に異常がないと判明したのだ。

一方で悪い知らせもあり、シーズン第4週に行われるカンザスシティ・チーフス戦で先発を務めるのが誰になったとしても、そのクオーターバックは控えのオフェンシブタックル(OT)に守られながらプレーする見込みとなっている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地23日(月)に伝えたところによると、ドラフト1巡目指名を受けた新人ライトタックル(RT)ジョー・アルトが日曜日にMCL(内側側副靭帯/ないそくそくふくじんたい)を捻挫し、しばらく欠場する見込みであるとともに、プロボウルに選出された経歴を持つレフトタックル(LT)ラショーン・スレーターもまた胸筋の痛みが原因でチーフス戦を欠場する可能性が高いという。

シーズン第3週を迎えるにあたり、ハイアンクルスプレインを抱えていたハーバートは、ピッツバーグ・スティーラーズに敗れた試合中にそのケガを悪化させた。ヘッドコーチ(HC)ジム・ハーボーは、月曜日に受けたX線検査で異常は見られなかったものの、ハーバートはMRI検査も受ける予定だと発表している。

チーフスとのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区対決を控える中、ハーバートのステータスは注視する必要がありそうだ。ハーボーHCは今週最初の故障者レポートが発表される水曜日に、さらなる情報が明らかになるだろうと述べている。

リーグ屈指のレフトタックルであるスレーターは、2022年シーズンに二頭筋腱の断裂で3試合を除くすべての試合を欠場したが、それ以降は左サイドの屈強な存在として活躍してきた。

スレーターと、今季の3試合を通して『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』によるグレードで77.0をマークしているアルトを組み合わせることで、チャージャーズはリーグ屈指のタックルコンビをほぼ瞬時に手に入れたと言えよう。少なくとも、彼らはそうなる方向に進んでいた。

2人の負傷はそれに打撃を与え、ハーバートか、前回の試合でハーバートの離脱後にリリーフとして出場したタイラー・ハイニケ、あるいはイーストン・スティックといったバックアップ選手に影響を与える可能性もある。

2勝0敗のスタートを切ったチャージャーズは、日曜日に臨んだスティーラーズ戦で今季初黒星を喫したが、この試合は勝ち負け以外の面に、はるかに大きなダメージを残したようだ。

アルトとスレーターがどれくらい欠場するかは未定だが、ただでさえ厳しい戦いが予想されていたスーパーボウルの前回王者との対決が、さらに険しいものになるのは間違いない。

【RA】