NFL初の海外でのリング・オブ・オナー式典でオウシ・ウメニオーラやジャレッド・アレンを祝福へ
2024年09月24日(火) 15:34ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は史上初のNFLロンドンゲームズ・リング・オブ・オナー式典を実施すると発表。この式典は、現地10月6日(日)にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われるニューヨーク・ジェッツ対ミネソタ・バイキングス戦のハーフタイムイベント中に執り行われる。
イギリスで試合を実施してきた17年間の歴史を祝うべく、リーグはこのゲームに影響を与えてきた2人のNFLレジェンドを称える。その2人とは、ロンドン生まれで2度のスーパーボウルチャンピオンに輝いたオウシ・ウメニオーラと、プロボウルに5回選出されたジャレッド・アレンだ。
NFLロンドンゲームズ・リング・オブ・オナー式典は、イギリスおよびアイルランドにおけるフットボールの成長と発展に、フィールド内外で貢献した人々を称えるものだ。
ハーフタイムの式典では、受賞者たちがフィールド上で短いスピーチを行い、彼らのキャリアを称えるバナーが披露される。バナーは2024年NFLロンドンゲームズ期間中、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで表示され、今後のNFLシーズンでも再び掲示される予定だ。
ウメニオーラは「2007年に初めてロンドンで行われたNFLレギュラーシーズンゲームに出場したから、今シーズンに称えていただくのは非常に光栄だ」と述べ、「この17年間で、このスポーツとリーグは著しく成長し、その成長が若いアスリートやファンに与えてきた素晴らしい影響を目の当たりにしてきた。今後もリーグの国際的な拡大を手助けし、世界中の才能ある選手たちを鼓舞していくことを楽しみにしている」と続けている。
また、アレンは「熱心なバイキングスのファンがいるロンドンはとても思い入れのある場所だ。そこでプレーしたことはいつまでも忘れないだろう。史上初のインターナショナル・リング・オブ・オナー式典で称えられるのは、エキサイティングな瞬間であり、今シーズンに3回予定されている2024年NFLロンドンゲームズの最初の試合でイギリスに戻れることを楽しみにしている。そのエネルギーは素晴らしいものになるだろう」と語った。
NFLイギリス&アイルランドのジェネラルマネジャー(GM)であるヘンリー・ホジソンは「オウシとジャレッドはロンドンでの初のインターナショナル・リング・オブ・オナー式典にふさわしい、素晴らしい受賞者だ」とコメント。
「両選手はリーグの国際的な成長を確立する上で重要な役割を果たし、このゲームやイギリスにおけるファン層の拡大に今もなお大きな影響を与えている。2024年NFLロンドンゲームズが始まり、彼らの貢献を称えることを楽しみにしている」
ロンドン生まれのウメニオーラは、2003年NFLドラフトの2巡目で指名された。キャリアの大半をニューヨーク・ジャイアンツで過ごし、12シーズンにわたってプレーしたウメニオーラは、ロンドン(2007年、2014年)やトロント(2013年)で3回の国際試合に出場。NFLキャリアを終えた後、フットボールを大規模に成長させる活動に従事しているウメニオーラは、インターナショナル・プレーヤー・パスウェイ(IPP)プログラムの創設に携わり、アフリカにおけるリーグの国際進出をけん引してきた。さらに、ウメニオーラは自身が設立した才能発掘プログラム“The Uprise(ジ・アップライズ)”や、国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)およびNFLグローバル・フラッグフットボール・アンバサダーとしての役割、イギリスにおけるNFLコミュニティへの継続的な貢献、そして、NFLシーズン中における『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』や『ITV』でのブロードキャスターや司会者としての役割を通じて、国際社会への還元を続けている。
一方、2004年NFLドラフトの4巡目で指名されたアレンは、12シーズンにわたってプレーし、その多くをバイキングスで過ごした。キャリア通算136回のサックを記録したアレンは、2013年にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた国際試合に出場し、そこで2.5回のサックをマークして試合の流れを変えるのに貢献している。バイキングスがNFLのグローバル・マーケット・プログラムを通じてイギリスにおけるマーケティング権を持つ中、アレンはその市場における国際的なファン層を促進する重要な人物となっている。
イギリスのファンは2024年NFLロンドンゲームズをITVやスカイ・スポーツで視聴可能だ。また、アメリカのファンは『NFL Network(NFLネットワーク)』で、その他の国では『NFL Game Pass on DAZN』を通じて楽しむことができる。
【RA】