3勝0敗のバイキングスは「今までにない特別なチーム」とRBジョーンズ
2024年09月24日(火) 16:042勝0敗同士の対戦となった現地22日(日)の試合で、ミネソタ・バイキングスがホームでヒューストン・テキサンズを34対7で圧倒した。
これで、ヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネル率いるバイキングスはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)で無敗を誇る2チームのうちの1つとなった(もう1つはシアトル・シーホークス)。オフシーズンにはクオーターバック(QB)がカーク・カズンズからサム・ダーノルドに変わるなど、大きな変革があったが、オコンネルHCと守備コーディネーター(DC)ブライアン・フローレスの下で、バイキングスはさらに輝きを増している。
新加入のランニングバック(RB)アーロン・ジョーンズはチームの公式サイトで、「これが何なのか、正確にはわからないんだけど」と前置きし、こう語っている。
「これまでとは何かが違うんだ。他にも優秀なチームにいたことはあるけど、ここは今までにない特別なチームだ」
「最初の試合の後、ニューヨークでの雰囲気がすごく良くて、母親に“何だかわからないけど、ストレスがまったくなくて、ただただ楽しかった”と話したんだ。うまく説明できないけど、このチームは特別で、その一員になれて最高だ」
過去数シーズンにわたってチームを転々としてきたダーノルドは、バイキングス史上、シーズン最初の3試合を全勝でスタートした4人目のクオーターバックとなり、殿堂入りを果たした2009年のQBブレット・ファーブ以来の快挙を成し遂げた。ダーノルドはキャリアハイとなる4回のタッチダウンを記録し、ミスはほとんど見られなかった。
オコンネルHCは、シーズン序盤におけるダーノルドのパフォーマンスを絶賛した。
「頭が良く、決断力があり、ボールを大切に扱い、パスも正確だ」とオコンネルHCは述べている。
バイキングスがシーズンを3勝0敗でスタートしたのは、2016年以来のこと。しかし、これで安心するのはまだ早い。2016年のチームは5勝0敗で好スタートを切りながらも、最終的には8勝8敗に終わっている。
日曜日の試合でフローレスDCのディフェンスが勝利への道を切り開き、試合開始直後のスナップでティップからのインターセプトを奪い、QBの C.J.ストラウド率いるテキサンズのオフェンスを混乱に陥れた。フローレスDCはプレッシャーをかける場面とカバレッジを巧みに使い分け、2年目のパサーであるストラウドを困惑させた。バイキングスは前半、ストラウドに対して54.4%のブリッツ率を記録し、大差がついた後半にはそれを27.3%に抑えている。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、2024年のバイキングスは、シーズン最初の3試合で相手を1試合平均10点以下に抑え、なおかつパスタッチダウンでNFL首位(ダーノルド)に立つ最初のチームとなった。これは1996年のファーブ擁するグリーンベイ・パッカーズ以来の記録で、その年のパッカーズは第31回スーパーボウルで優勝している。
ワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンは「チーム全体に有能な選手がそろっているから、お互いを活かし合っていけばいいだけ。このエネルギーや3勝0敗の流れに乗って、今週も戦っていく」
シーズン序盤から勢いに乗るバイキングスは、来週にグリーンベイでパッカーズと対戦し、今季初のディビジョン対決に臨む。
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