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足首のケガを抱えながらも次戦の出場を目指すチャージャーズQBハーバート

2024年09月26日(木) 12:41


ロサンゼルス・チャージャーズのジャスティン・ハーバート【AP Photo/Matt Freed】

ロサンゼルス・チャージャーズのクオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートはシーズン第3週に敗れたピッツバーグ・スティーラーズ戦で途中退場したものの、それがシーズン第4週の欠場につながることはないかもしれない。

ハーバートはシーズン第2週に見舞われた足首のケガの影響で現地25日(水)に行われた練習で正式に制限を受けたが、その後、ハーバートのケガに関してやや明るいニュースが伝えられている。

「先週の状況より良くなっている。進歩していると思う」と語ったハーバートは「試合中は本当に痛かった。ヒットの蓄積とそれによる影響があった。でも、今はリハビリや治療をうまく進められていると思うし、前進していると思う」と続けた。

シーズン第3週を迎えるにあたり、クエッショナブルとされながらもスティーラーズ戦に出場したハーバートは、動きにかなり制限があるように見えた。それでも、チャージャーズを何度か得点ドライブに導き、2週連続でワイドレシーバー(WR)クエンティン・ジョンストンにタッチダウンパスを通している。

しかし、本人が指摘したように、ハーバートは何度もヒットを受けた後に試合を離れ、タイラー・ハイニケと交代することになった。ハーバートを欠いた状態では逆転のチャンスがほとんどなくなり、チャージャーズは20対10で敗れている。

ハーバートはシーズン第3週の計画について「とにかく試合に出て、できる限りプレーすることだった」とコメント。

「それについては話していたし、なるべく多くプレーをすることが目標だった。もちろん、最後までプレーできたらよかったのにと思う」

その後、チャージャーズの状況はさらに悪化。先発オフェンシブタックル(OT)のジョー・アルトとラショーン・スレーターの両選手が負傷し、シーズン第4週に行われるカンザスシティ・チーフス戦を欠場することが明らかになったのだ。突如として、チャージャーズは昨シーズンと同じ状況に直面している。つまり、ケガを抱えるハーバートが、負傷者が続出しているオフェンシブラインの後ろでプレーする中で最善の結果を期待するという状況だ。

賢明な人であれば、スケジュールを見直してシーズン第5週がバイウイークであることを確認し、足首のケガがさらに悪化するリスクを冒すよりも、ハーバートを1週間休ませて回復させるほうがいいのではないかと考えるかもしれない。しかし、チャージャーズはどうやら逆の方向に向かっているようだ。

「そういう話も出ていたけど、自分たちがそういう方向に進んでいるとは思わない」とハーバートは話している。

「日ごとに判断して、様子を見ながら改善を続けている。先週は出場する準備ができていると感じていた。試合に出ても大丈夫だと感じていたし、動き回って、自分自身を守るためにできる限りのことはやれると思っていた。でも、動けなくなって、自分の身を守ることもできなくなったから、退場させるのが最善だと判断されたんだ」

ハーバートは明らかに、毎週のように相手クオーターバックを苦しめているスティーラーズの執拗(しつよう)なパスラッシュから自分自身を守ることができていなかった。地区ライバルのチーフス相手に状況が楽になることは期待できない。リーグトップのラッシンググループではないとはいえ、チーフス守備陣はアグレッシブな守備コーディネーター(DC)スティーブ・スパグニョーロが指揮しているからだ。

そのようにして困難な状況が重なっているにもかかわらず、チャージャーズは今のところ、ハーバートを出場させようとしている。

「まだ早い段階だから、分からない」とハーバート。「プレーするためにできる限りのことをするつもり。自分たちが正しい方向に進んでいる限りはね。ウエイトルーム、治療。それが常に目標だ」

日曜日までにハーバートに関する状況が変わるかに注目だ。

【RA】