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0勝3敗のスタートに「これ以上の掛け声はいらない」とジャガーズHCペダーソン

2024年09月26日(木) 12:59


ジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソン【NFL】

現地23日(月)に行われたバッファロー・ビルズ戦で屈辱的な敗北を喫したジャクソンビル・ジャガーズは、2024年シーズンを0勝3敗でスタートさせた3チームのうちの1つとなっている。

シーズン開幕前に大きな期待が寄せられていた上に、オーナーのシャド・カーンが“今すぐ勝つ”と宣言していたことも相まって、デュバルには失望感が漂っている。

ジャガーズのヘッドコーチ(HC)として3年目を迎えているダグ・ペダーソンにとって、軌道に乗るための答えはシンプルで、それは基本に立ち返ることだ。

チーム公式サイトによると、ペダーソンHCは「一流のフットボールチームになりたければ、選手たちが内側から導く必要がある」と述べたという。

「いいか。もうスピーチは終わり。もう十分だ。これ以上の掛け声はいらない。今はただフットボールをプレーし、ミスを修正して、今週末に最高のプレーをするために全力を尽くす時だ」

ペダーソンHCは苦戦が続いている中でもカーンとの話し合いは前向きなものだとつけ加えている。

「試合の前後に素晴らしい会話をしてきた」と明かしたペダーソンHCは「もちろん、その会話はプライベートなものだ。彼はこれまでと同様にものすごく協力的だし、これからも私たちのやっていることを支援し続けてくれるだろう」と続けた。

ジャガーズの混乱ぶりを示すのは0勝3敗のスタートだけではない。ジャガーズは2023年シーズン第13週から現在までの成績で、NFL内で最悪の1勝8敗となっている。唯一、勝利したのは昨シーズン第17週のカロライナ・パンサーズ戦で、その試合ではC.J.ビーサードが先発QBを務めていた。

今シーズン、ローレンスの苦戦は顕著なものになっている。3試合を終えた時点で、オフシーズンに高額契約を締結したローレンスの成績は、試合平均186.7パスヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回、パサーレーティング75.1にとどまっており、シーズン最初の3試合で記録した試合平均パスヤードとタッチダウンパス数はキャリア最低の数字となっている。2024年においてローレンスよりもタッチダウンパス数が少ない有資格のQBは、パンサーズのブライス・ヤング(0回)、デンバー・ブロンコスのボー・ニックス(0回)、ニューイングランド・ペイトリオッツのジャコビー・ブリセット(1回)だけだ。

「まずはコーチングの面で内部をしっかり見直さなければならない」とペダーソンHCは強調している。「それから、ちゃんとしたコミュニケーションをとって計画を伝えられているかを確認する。いいか、これは双方向の関係でもある。コーチは指導し、選手はプレーするのだ」

「選手たちが速くプレーし、今見られているミスを犯さないようにしなければならない」

ペダーソンHC率いるチームにとって、ヒューストン・テキサンズとの対決に向けて敵地に赴く日曜日は楽な日にはならない。先週はミネソタ・バイキングスに大敗したものの、デミコ・ライアンズHCが指揮するテキサンズ守備陣は、試合平均被パスヤードで163.0ヤードを記録しており、2024年シーズンにいずれの試合も200パスヤード以上を許していない4チームのうちの1つとなっている。

【RA】