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6連敗中のカウボーイズとの対戦に臨むジャイアンツQBジョーンズ、「相手が誰であれ、負けるのは嫌だ」

2024年09月26日(木) 13:18


ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズ【NFL】

現地26日(木)夜に開催されるダラス・カウボーイズとニューヨーク・ジャイアンツのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区対決は、ビッグブルーにとって悪夢の再来となりかねない。

ジャイアンツはカウボーイズに対して6連敗中で、過去13試合中12試合で敗れている。昨年もシーズン第1週に40対0、第10週に49対17と、相手に40点以上を許す2度の大敗を喫している。

さらに、ジャイアンツはクオーターバック(QB)ダック・プレスコットが先発した試合で12連敗しており、最初の敗戦は2017年にまでさかのぼる。この連敗は、1950年以降に特定の選手を相手に記録された最長連敗記録として、バッファロー・ビルズがQBボブ・グリーシー相手に17連敗、ビルズがQBトム・ブレイディ相手に13連敗、ロサンゼルス・ラムズがQBスティーブ・ヤング相手に13連敗を記録した例に次ぎ、歴代4位に位置している。

ジャイアンツにとってこの状況はあまりにも深刻で、火曜日には記者がQBダニエル・ジョーンズに「カウボーイズに勝ったことはありますか?」と尋ねる場面もあった。

チームの公式によれば、ジョーンズは「そうだな、数年前に勝ったことがある。でも、すべての試合は違う。今のチームは準備ができている」と真剣に答えたという。

ジョーンズがキャリアでカウボーイズに勝利したのは1度だけで、それも2020年シーズンの最終戦という、プレーオフ争いには無関係な試合だった。この試合ではプレスコットが出場せず、両チームとも6勝10敗でシーズンを終えている。ジョーンズのカウボーイズ戦での戦績は通算1勝6敗であり、プレスコットが出場した試合では0勝5敗となっている。

カウボーイズに負け続けていることに辟易しているかと聞かれたジョーンズは、「もちろん、相手が誰であれ、負けるのは嫌だ。特にディビジョン内のライバルならなおさらだ。この試合の重要性は十分理解しているし、しっかりと準備はできている」と応じている。

近年のカウボーイズとジャイアンツの一方的な対戦成績は、オフェンスだけに限った話ではない。ジャイアンツは2021年シーズン第15週以来、カウボーイズのクオーターバックをサックしていないのだ。

さらに、プライムタイムの試合ではジャイアンツの苦戦が特に際立っている。カウボーイズはジャイアンツとのプライムタイム対決で5連勝を収めており、過去10試合で9勝を挙げている。直近5試合においては、カウボーイズはすべての試合で19点以上を記録しているのに対して、ジャイアンツは18点以下に抑えられており、2017年以降の総得点は139対50と圧倒的な差がついている。

ジョーンズは、昨シーズン第1週のカウボーイズ戦で40点差をつけられた時に比べて、自分がより良いプレーヤーに成長したと自負している。

「あれからたくさんの経験を積み、試合を見て、勉強し、成長した。知っての通り、前回は散々な結果だったけど、今は自信がある。チームも新しくなったし、彼らだって新しいチームだ。この試合に臨めることを楽しみにしている」とジョーンズは話している。

過去2週間、ジョーンズは2試合続けてタッチダウンを2回以上決め、ターンオーバーゼロというキャリア初の好成績を収めている。しかし、カウボーイズを相手にそのような活躍を見せたことはこれまで一度もない。

木曜日の夜にジャイアンツはホームでこれまでの悪夢を払拭するチャンスを迎える。両チームとも1勝2敗で臨むこの試合は、それぞれのチームにとって今後のシーズンの行方を左右する分岐点となる重要な一戦だ。

【R】