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コルツQBリチャードソンが臀部負傷でスティーラーズ戦を途中離脱

2024年09月30日(月) 09:23


インディアナポリス・コルツのアンソニー・リチャードソン【AP Photo/Darron Cummings】

現地29日(日)、インディアナポリス・コルツのクオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンが27対24で勝利したピッツバーグ・スティーラーズ戦の第1クオーターで臀部を負傷し、試合から除外された。

リチャードソンは1ヤードのランでスティーラーズ陣5ヤード地点に到達した際にぎこちなくスライディングし、思いがけずスティーラーズのフリーセーフティ(FS)ミンカ・フィッツパトリックとヘルメット同士でぶつかった。自力で立ち上がったリチャードソンは、足を引きずりながらサイドラインまで歩き、その後ロッカールームに向かっている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のキャメロン・ウォルフが日曜日に情報筋の話をもとに伝えたところによると、リチャードソンは腸骨稜(ちょうこつりょう)の打撲傷に見舞われたとされており、コルツは17対0でリードしていたこともあり、リチャードソンの健康を考慮して退場させるという安全策をとったという。

コルツのヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンは試合後にリチャードソンの状態についての最新情報を提供しなかったが、リチャードソン本人は試合後にロッカールームでウォルフと話した際に、自身の状態について過度に心配している様子を見せなかった。

「コルツQBアンソニー・リチャードソンは臀部が“まだ痛い”と明かしたが、その後にきっと良くなるはずだと言っていた。リチャードソンは最初に臀部を負傷した際に、復帰できるとシェーン・スタイケンHCに伝えたものの、“加速しようとしたのに、思うように踏ん張れなかった”と話していた」

リチャードソンはそのドライブの前半で見舞われたケガを悪化させたようだ。22歳のリチャードソンは16ヤードのランの最後に強烈なヒットを受け、2プレーにわたって試合を離脱。そのプレーではファンブルを喫したが、チームメイトによってリカバーされている。リチャードソンは最初に退場した際に、痛みを感じていた背中や腰のあたりを指さしていた。

『107.5 The Fan(107.5 ザ・ファン)』によると、スタイケンHCは報道陣に「彼は試合に戻ってプレーできると感じたが、その次のプレーを終えた後により痛みを感じたようだ」と述べたという。

リチャードソンの退場時、コルツは7対0でリードしていた。先発QBのリチャードソンが試合を離れてロッカールームに向かった2プレー後に、代役を務めたジョー・フラッコがワイドレシーバー(WR)ジョシュ・ダウンズにタッチダウンパスを通している。

最初の攻撃でプレー8回、70ヤードのタッチダウンドライブを導いたリチャードソンは、退場するまでにパス4回中3回を成功させて71パスヤードを記録したほか、ランでも24ヤードを稼いだ。

今シーズンに初めて本格的にプレーしたフラッコは、パスを26回中16回成功させて168ヤード、タッチダウン2回をマークし、コルツに今季2勝目をもたらしている。

【RA】