マイアミ・ドルフィンズのヘッドコーチ（HC）マイク・マクダニエルは現地9月30日（月）に行われたテネシー・タイタンズ戦で敗れたことを受け、低迷するドルフィンズに変化をもたらす可能性を示唆していたが、シーズン第5週を迎えるにあたって先発クオーターバック（QB）は変更されないようだ。

マクダニエルHCは火曜日に報道陣に対し、日曜日に臨むニューイングランド・ペイトリオッツ戦ではバックアップQBタイラー・ハントリーが再び先発を務めると明かした。ドルフィンズは脳しんとうを起こして故障者リザーブ（IR）に置かれているトゥア・タゴヴァイロアが少なくともあと2試合欠場する中、シーズンを立て直したいと考えている。

また、マクダニエルHCはPUP（故障者）リストでシーズン開幕を迎えたベテランワイドレシーバー（WR）オデル・ベッカムが復帰に向けた21日間の練習期間を開始するとも発表。

ハントリーはハードロック・スタジアムで31対12と残念な敗北を喫し、地元ファンからブーイングを浴びせられたタイタンズ戦で、パス22回中14回を成功させて96パスヤードを記録し、ランでも40ヤードを稼いでタッチダウン1回をマークした。

ハントリーはタイタンズ戦に、シーズン第3週に敗れたシアトル・シーホークス戦で先発を務めるも、肋骨を痛めて途中退場したスカイラー・トンプソンの代役として先発出場した。トンプソンもハントリーもタゴヴァイロアのような活躍を見せることができておらず、マクダニエルHCは火曜日に、ドルフィンズのオフェンスはタゴヴァイロアのスキルセットに過度に依存しているのではないかと質問されている。

『ESPN』によると、マクダニエルHCは「ラインナップに変更がある場合、他の選手がより一層頑張らないといけない・・・現時点ではそれができていない。肝心なのは、それは間違いなく1人の責任ではないということだ」と述べたという。

マクダニエルHCはドルフィンズの問題に対する解決策はチーム内にあると考えており、組織内で“非常に具体的で率直な対話が必要とされている”と報道陣に語った。

「要するに、勝利につながるフットボールをすることが大事だ。11人の選手が連携しながらそれぞれの役割をしっかりと果たす必要があるが、それができていない」とマクダニエルHCは話している。

【RA】