WRアダムスは“32人のクオーターバック全員が欲しがる”とセインツQBカー
2024年10月04日(金) 09:44プロボウルに選ばれたラスベガス・レイダースのワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスがトレードを求めており、行き先についてもいくつかの希望を持っている。
アダムスにとって好ましいトレード先としては、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースのいるニューヨーク・ジェッツが考えられるが、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地3日(木)に報じたところによれば、アダムスは他の可能性も否定していないとのこと。実際、ジェッツとのトレードがうまくまとまらなかった場合、アダムスがかつて共にプレーしたことのあるクオーターバックで、他の有力な候補となるチームに所属する選手がいる。
アダムスとニューオーリンズ・セインツのシグナルコーラーであるデレック・カーは、フレズノ州立大学で共にプレーし、2022年にレイダースで再会を果たしている。カーは木曜日に、アダムスと今週になってから話しているか、また、3度目の再タッグの可能性はあるのかと問われた。
アダムスとカーは今も仲が良く、カーはアダムスと話をしたと認める一方で、仕事の話ではなかったと明かしている。
「俺とテイ(アダムス)はいつも話している。今週に俺たちが話しているのはおもしろいことだって分かっているけど、別におかしいことじゃない」
アダムスがラスベガスでの自身の状況についてどう感じているかについては、語る気はないとカーは話した。
「全部彼のことだからね。1人の人間として、あいつのことは話してもらっている。俺があいつのことを好きだって向こうも知っているし、フットボール以外のことでも、いつでも彼のためにここにいる。だけど、あいつの代わりに話したりってことは、絶対にしない」
リーグのタンパリングのルールに触れないようにしつつではあるものの、カーは元チームメイトともう1度一緒にプレーするのは歓迎だとも話している。
「32人のクオーターバック全員が、デイバンとプレーしたいだろうね。俺たちは歓迎する。こういうことを言ったら問題になるのか、分からないけど。でも、誰もがそれを分かっているだろう」
トレードの話し合いは“自分たちのコントロールをはるかに越えたものになることがある”と言うカーは、今はセインツのことに集中しているとコメント。セインツは2勝0敗でのシーズンスタートを切りながらも、その後2連敗を喫している。そういった状況ではあるものの、カーはNFLのトップレシーバーの1人にして、たまたま自分の友人である選手を、チームが獲得する可能性をつぶす気はない。
「誰だってテイとプレーしたいだろう。彼ともう1度プレーするのは、もちろん大歓迎。それが俺たちのキャリアで実現するならね」とカーはコメントした。
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