サーズデイナイトに開催されたNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）南地区の対決の前に、タンパベイ・バッカニアーズのクオーターバック（QB）ベイカー・メイフィールドとアトランタ・ファルコンズのQBカーク・カズンズが手を組み、ハリケーン“ヘレン”の救援活動に寄付することを発表していた。

バッカニアーズとファルコンズの両クオーターバックは、それぞれ5万ドル（約732万円）を、退役軍人が主導する“Team Rubicon（チーム・ルビコン）”による災害救援活動に寄付するという。

「ハリケーン“ヘレン”によって壊滅的な被害を受けたコミュニティの復旧に向けて、懸命に働いてくれている救助隊やボランティアのみなさんに心から感謝している」

カテゴリー4に分類されたハリケーン“ヘレン”は先週フロリダ州に上陸し、その後北上しながらジョージア州やカロライナ州に深い傷跡を残していった。

現地3日（木）にはさらに多くの犠牲者が確認され、死者数は215人に達した。これは、2005年のハリケーン“カトリーナ”以来、アメリカ本土を襲ったハリケーンとして最も大きな被害となっている。犠牲者のおよそ半数はノースカロライナ州に集中しており、その他数十名がサウスカロライナ州とジョージア州で命を落としている。

NFLは月曜日に、ハリケーン“ヘレン”の被災地を支援するために800万ドル（約11億7,176万円）を提供すると発表。この寄付は、ファルコンズ、カロライナ・パンサーズ、ヒューストン・テキサンズ、バッカニアーズの各チームやオーナー陣、そして“NFL Foundation（NFL基金）” を中心とした個別の団体によるもので、被災者に必要な資源とサポートを提供するために活用される。

【R】