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ハムストリング負傷のレイダースWRアダムス、来週までには回復の見込み

2024年10月06日(日) 11:14


ラスベガス・レイダースのデイバント・アダムス【AP Photo/Nick Wass】

ハムストリングのケガを抱えているラスベガス・レイダースのワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスは現地6日(日)に行われるデンバー・ブロンコス戦を欠場する。しかし、情報筋の話によれば、アダムスのケガはほぼ完治しており、来週の試合には出場できる可能性が高いという。

つまり、これからの48時間でトレード交渉が活発化すると見られている中で、アダムスはラスベガスでの最後のプレーを終えた可能性があるということだ。

情報筋によると、アダムスは元チームメイトのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが所属するニューヨーク・ジェッツを移籍先の第一候補と考えているとのこと。つまり、アダムスはそこでプレーすることを望んでいるが、最も積極的に動いているのはニューオーリンズ・セインツであり、バッファロー・ビルズやピッツバーグ・スティーラーズを含む他のチームも状況を注視し、連絡をとり続けている。もちろん、ジェッツもその中に含まれている。

アダムスのハムストリングがほぼ完治していることから、トレード交渉は月曜日と火曜日に加速する見込みだ。今週中にトレードが成立する場合、火曜日が期限となるだろう。

情報筋の話によれば、希望する条件で取引が成立しない場合、レイダースはしばらく様子を見ることをいとわないという。

シーズン第5週に行われるミネソタ・バイキングス戦に向けてロンドンに滞在しているジェッツは、10月14日(月)夜にビルズと対戦する予定だ。つまり、ジェッツがアダムスをトレードで獲得すれば、アダムスは1日多く準備期間を取ることができる。しかし、それはグリーンベイ・パッカーズで何年にもわたって共に成功を収めたロジャースが率いるオフェンスであるため、アダムスはすんなりと適応できるはずだ。

セインツから獲得された場合、アダムスは旧友のQBデレック・カーと再会することになる。カーは先週に「32人のクオーターバック全員がデイバントとプレーしたいだろうね。俺たちは歓迎する」と話していた。

カーはアダムスと連絡をとり続けていると明かしており――もちろん、彼らは親しい友人だ――ロジャースも同様にアダムスと定期的に話をしている。常に説得力のあるロジャースは、アダムスに加入してほしいという願望を公にしており、質問されるたびにその思いを語っている。

先週にロンドンで、アダムスとは今も“親しくしている”と明かしたロジャースは、こうつけ加えた。

「それ以外のことは俺がどうにかできることじゃない」

情報筋によると、レイダースはアダムスをトレードする見返りとして、少なくともドラフト2巡目指名権を得たいと考えているとのこと。レイダースは2022年3月にアダムスを獲得するために、ドラフト1巡目指名権および2巡目指名権を手放している。

アダムスは今季に基本給として1,700万ドル(約25億2,833万円)を受け取る予定だが、ジェッツにはその契約を受け入れる余裕がある。一方、セインツはキャップスペースが不足しているため、アダムスの契約を再構築しなければならない。

いずれにせよ、アダムスをトレードで獲得するチームは、キャップヒットがそれぞれ4,410万ドル(約65億5,877万円)と4,510万ドル(約67億0,750万円)になる2025年と2026年の契約を見直す必要がある。

【RA】