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ベアーズは新スタジアム建設地としてシカゴ市の湖畔に注力し続けるとチーム社長

2024年10月10日(木) 11:35


シカゴ・ベアーズ【NFL】

現地9日(水)、シカゴ・ベアーズは約50億ドル(約7,458億0,250万円)規模のスタジアム開発プロジェクトの場所として、市内の湖畔に引き続き焦点を当てていると、チーム社長のケビン・ウォーレンが述べた。

ウォーレンは日曜日にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われるジャクソンビル・ジャガーズ戦を前に、ロンドン郊外にあるチームの宿泊先で記者会見を実施。

今年発表された提案では、湖畔エリアを大規模に再開発する計画の一環として、現在の本拠地であるソルジャー・フィールドの隣に屋根付きスタジアムを建設することが示されていた。ベアーズはその実現に向けて公的資金の援助を求めている。

ベアーズはアーリントンハイツにも所有地があるものの、ウォーレンはシカゴを優先していると強調した。

ウォーレンは「あのミュージアム・キャンパスは素晴らしい。特にシカゴの街並みや建築と相まって最高だ。現時点では、そこに焦点を当て続けている」と述べている。

この計画では新スタジアム建設に32億ドル(約4,773億2,160万円)、インフラ整備に15億ドル(約2,237億4,450万円)が投じられる予定で、公営ホテルの建設も検討されている。

「現状としては前進を続けている。2025年中に着工し、建設を進められるよう、引き続き注力している」と語ったウォーレンはこうつけ加えた。

「主要なビジネスリーダーや政治家と定期的に会合を開き、焦点をぶらさず計画通りに進めている」

「これは長い道のりで、時間がかかるものだ。以前にも経験がある。今の私たちはまさに想定していた通りの状態にある」

社長兼CEOであるウォーレンはベアーズの建設予定地が“差し迫ったものなのか、避けられないものなのか”という質問に対し、「差し迫ったものなのか、避けられないものなのかについては分からない。現時点では最適な場所だと思っている」と答えている。

現在の提案では、ベアーズから20億ドル(約2,983億2,600万円)強、NFLのローンから3億ドル(約447億4,890万円)、“Illinois Sports Facilities Authority(イリノイ州スポーツ施設局/ISFA)から債権によって9億ドル(約1,342億4,670万円)が必要とされている。

次のステップは「政治的な観点からの承認を得ること」だとウォーレンは述べた。

シカゴのブランドン・ジョンソン市長はプロジェクトが発表された4月の時点で支持を表明。一方、イリノイ州知事J.B.プリツカーや州議会議員は民間所有のチームが新スタジアムを建設するのに公的資金を提供することに難色を示している。

新しい建物の計画は複数の敷地に適合するように汎用的なものになるだろうと指摘したウォーレンは、次のようにコメントした。

「立地の観点からも中立的になるスタジアムを建設したい。計画の観点から非常に多くの時間がかかるからだ」

資金調達の1つの方法として、リーグが最近チーム所有に関するいくつかの規則を緩和した際に承認したプライベートエクイティ投資のようなものを求めることが考えられるが、ベアーズはそれを追求していないとウォーレンは明かしている。

「現時点で、それはシカゴで私たちが重点的に取り組んでいることではない」とウォーレンは強調した。

ミネソタ・バイキングスの幹部を務めていた際に、U.S.バンク・スタジアムの計画と開発を監督していたウォーレンは、水曜日にこう話している。

「人生において素晴らしいもの、50年間続くものには、多くのエネルギーと努力が必要になる」

「私は政治やビジネスのリーダー、そしてファンベースに自信を持っており、これを解決できると確信している。ナショナル・フットボール・リーグにとって重要な資産になるだろう」


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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