フィラデルフィア・イーグルスのヘッドコーチ（HC）ニック・シリアニが、現地13日（日）に勝利したクリーブランド・ブラウンズ戦でファンとの間にあった出来事について謝罪した。

日曜日、シリアニHCはファンからのブーイングに対して何かを叫ぶ様子を見せたことについて、「勝利に興奮しただけ」と述べていた。その後、月曜日になってシリアニHCはこの件に対するトーンを変えている。

チームの公式記録によると、シリアニHCは「私としては、私が昨日やっていたことは、エネルギーや熱量を上げようとしただけだ。試合の終わりで、私のエネルギーがどういった方向になってしまったかについて、申し訳ないと思っているし、落胆している」と発言したという。

「私のエネルギーは、すべてコーチングやモチベーションを上げること、メンバーたちと祝うことに向くべきだった。だから、そういったエネルギーをどのタイミングで使うかについてはもっと賢く判断するべきだったし、あのときはそうすべきときではなかった」

シリアニHCがホームのファンに向かって声を荒げたことは、チームのためにならなかった。今の時点で、シリアニHCはそのことを承知しているようで、次のように話している。

「うちのファンは世界一だ。こんな場所は他にはない。われわれがどこにいても、彼らは来てくれる。ブラジルでも、アリゾナでも関係なしだ。ニューオーリンズでもね。あのゲームもそうだったし、大きな声が上がっていた。本当に大きく、エネルギーに満ちていたと思う。そのせいでブラウンズはフォルススタートを2度犯し、彼らは8ヤードラインで第4ダウン残り8ヤードという状況で、その後どうなっていたかはさておき、その代わりにフィールドゴールを強いられたし、ペナルティを科されて、第4ダウン残り13ヤードで挑戦することはなかった。そうでなければ、どうなっていたことか」

「だから、われわれのファンはエネルギーをもたらし、情熱をもたらし、活気をもたらしてくれた」

そんなファンの活気は、ときにブーイングという形を取ることもある。ジェットコースターのようなイーグルス在任期間の4年目に入った43歳のシリアニHCも、もうそのことは分かっているだろう。

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