【2016年第10週】ブロンコスが接戦を制して今季7勝目
2016年11月14日(月) 11:27現地13日(日)、ニューオーリンズ・セインツが本拠地でデンバー・ブロンコスと対決。試合は試合終了前にエキストラポイントキックをブロックしたブロンコスがそのままタッチダウンを決めて逆転し、25対23で接戦を制して今季7勝目を挙げている。
ブロンコスがクオーターバック(QB)トレバー・シーミアンからワイドレシーバー(WR)ジョーダン・テイラーへの14ヤードパスでタッチダウンを決めて先制点を決める。セインツのQBドリュー・ブリーズはパスをフリーセーフティ(FS)ダリアン・スチュワートにインターセプトされてしまうなど、調子が上がらない。ブリーズは第2クオーター最初のプレーでもWRマイケル・トーマスが弾いたボールを再びスチュアートにインターセプトされてしまう。
セインツ守備陣も第2クオーター終了前には意地を見せ、シーミアンからインターセプトを奪って敵陣12ヤードまで前進し、前半終了と同時にフィールドゴールを成功させてスコアを10対3として後半に突入した。
第3クオーター序盤にはブリーズが連続でパスを通し、WRブランディン・クックスへの37ヤードパスで一気に敵陣3ヤードまで攻め込むと、最後はWRウイリー・スニードがブリーズの3ヤードパスをエンドゾーンでつなげてタッチダウン、試合を振り出しに戻す。その後、敵陣でシーミアンからこの日2度目のインターセプトを奪ったセインツは、再びブリーズがスニードへの5ヤードパスを決めて逆転に成功する。
勢いに乗るセインツだったが、第4クオーター序盤にトーマスが自陣でボールをファンブルし、ブロンコスに得点のチャンスを与えてしまう。シーミアンはここでしっかりWRデマリウス・トーマスへの2ヤードパスを通してタッチダウンを成功させ、スコアを同点にする。その後もフィールドゴールで追加点を決めたブロンコスは、守備陣も奮闘し、トーマスからこの試合2度目のファンブルを誘ってリカバーしている。直後に再びフィールドゴールを成功させ、スコアを23対17としたブロンコス。
試合時間2分50秒を残してボールを手にしたセインツ攻撃陣は、ブリーズからクックスへの29ヤードで敵陣まで前進し、最後もクックスがブリーズの32ヤードパスを2人のディフェンスに囲まれながら通してタッチダウン。しかし、ブロンコスはここでフリーセーフティ(FS)ジャスティン・シモンズがセインツのエキストラポイントキックをブロック。ディフェンシブバック(DB)ウィル・パークスがボールをリカバーしてエンドゾーンまで持ち込み、ディフェンシブ2ポイントコンバージョンを決めて試合をひっくり返してみせる。
リターンの際にパークスがサイドラインを踏んでいたとして、セインツがチャレンジフラッグを投げるも、判定は覆らなかった。最後はブロンコスがオンサイドキックを成功させてセインツに反撃のチャンスを与えないまま試合終了となった。
ブロンコスQBシーミアンは2インターセプトを奪われたものの、パス40回中25回成功、258ヤード、2タッチダウンをマークしてチームの勝利に貢献している。リーグトップの実力を誇るブロンコス守備陣もセインツ攻撃陣に作戦通りの動きをさせない、素晴らしい活躍を見せた。
対するセインツQBブリーズはパス29回中21回成功、303ヤード、3タッチダウン、2インターセプトの結果で試合を終えている。新人WRトーマスの2度のファンブルなど、小さいミスさえなければ勝てていた試合だっただけに、セインツにとっては悔しい試合となってしまった。