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【2016年第10週】KカタンザロのFGでカーディナルスが逃げ切り

2016年11月14日(月) 12:08

アリゾナ・カーディナルスのチャンドラー・カタンザロ【AP Photo/Rick Scuteri】

現地13日(日)、本拠地ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアムにサンフランシスコ・49ersを迎えたアリゾナ・カーディナルスは試合終了目前にキッカー(K)チャンドラー・カタンザロが34ヤードのフィールドゴールを成功させ、23対20で49ersを下した。

先制したのもカーディナルスだ。序盤は両陣営とも攻撃がうまくつながらず、敵陣に攻め込めぬまま時間がすぎたが、クオーターバック(QB)カーソン・パーマーがパスをつないでエンドゾーンまで前進し、最後はランニングバック(RB)デイビッド・ジョンソンに3ヤードのパスを通してタッチダウン。しかし、第1クオーター終了間際にカーディナルスのパントを49ersのWRジェレミー・カーリーがリターンするも、ファンブルしたところをカーディナルスのラインバッカー(LB)ゲイブ・マーティンがリカバーする。最後はRBジョンソンが18ヤードのタッチダウンランで14対0と49ersを突き放すが、直後の49ersの攻撃でQBコリン・キャパニックがWRカーリーに17ヤードのパスを通してタッチダウンが決まった。カーディナルスがフィールドゴールで追加点を挙げると、49ersも同様にして3点を返すも、前半終了を目前に19ヤードのフィールドゴールを成功させたカーディナルスが20対10とリードして後半を迎えた。

第3クオーターはキャパニックとパーマーの両QBがサックされるシーンが続き、49ersがフィールドゴールを決めたのが唯一の得点。以降はどちらも守備陣が奮闘する一方で攻撃のリズムが整わずに時計の針が進んでいくが、試合時間残り1分55秒、QBキャパニックが自ら4ヤードを走ってタッチダウンを決め、49ersがついに20対20の同点に追いついた。両チームとも逆転のチャンスを狙う終盤、カーディナルスが細かくパスをつないで敵陣に攻め込み、残り3秒、Kカタンザロが34ヤードのフィールドゴールを決めてカーディナルスが23対20で49ersを下している。

カタンザロは今季序盤に試合の決勝点となり得るフィールドゴールを2度に渡って失敗している。最も記憶に残るのが延長にもつれ込んだ末に6対6のドローに終わったシアトル・シーホークス戦だ。それでも、今回の試合ではきっちりとボールを蹴り、チームの勝利に貢献した。

カーディナルスQBパーマーはパス49回中30回、376ヤード、1タッチダウンと活躍しながらも2インターセプトを喫している。

一方、49ersのQBキャパニックは30回中17回のパスを成功させて210ヤード、1タッチダウンにとどまった。