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【2016年第10週】ベアーズQBカトラーが不調、バッカニアーズが連敗脱出

2016年11月14日(月) 11:06

タンパベイ・バッカニアーズのブレント・グライムス【AP Photo/Jason Behnken】

現地13日(日)、タンパベイ・バッカニアーズの本拠地レイモンド・ジェームス・スタジアムにシカゴ・ベアーズを迎えて行われた試合は、バッカニアーズがクオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンの活躍で36対10とミス連発のベアーズを粉砕した。

第1クオーター、先制はバッカニアーズ。ストロングセーフティ(SS)クリス・コンテによる20ヤードのインターセプトタッチダウンでバッカニアーズが6対0と試合を動かす。

第2クオーターはウィンストンが残り10ヤードから投じたボールをタイトエンド(TE)キャメロン・ブレイトがエンドゾーンでキャッチ。バッカニアーズが13対3とリードを広げる。しかし、前半の最終プレーではWRキャメロン・メレディスが50ヤードのタッチダウンレシーブを披露して試合を10対17とし、ベアーズも巻き返す。

第3クオーターの開始直後、バッカニアーズは2015年ドラフト全体1位のウィンストンが自軍のエンドゾーンに向かって23ヤード後方に下がりながらも相手ディフェンス陣のプレッシャーをかわしきり、そこから投じたボールをWRマイク・エバンスがキャッチするという奇抜なプレーで39ヤードを獲得。このビッグプレーを経て、ウィンストンはワイドオープンになったワイドレシーバー(WR)フレディー・マルティーノへ43ヤードのタッチダウンパスを投じて23対10とリードを広げた。これはキャリア通算2キャッチでかつては練習生であったマルティーノのキャリア初タッチダウンとなった。第4クオーターにもタッチダウンを奪い、この後も手を緩めなかったバッカニアーズが36対10で勝利。

親指負傷で5試合欠場後、復帰戦となった第8週のミネソタ・バイキングス戦ではターンオーバーなしでチームを勝利に導いたカトラーであったが、バイウイーク明けのバッカニアーズ戦では30回のパス中16回の成功、182ヤード、2インターセプト、2回のファンブルを記録。特に第3クオーター終盤のファンブルはバッカニアーズにリードを29対10に広げられる痛恨のミスであった。ベアーズはこれで2勝7敗とプレーオフへの望みは消えつつある。

ベアーズ攻撃陣の得点力はリーグ最下位ではあるものの、2週連続で敗戦を喫した本拠地開催のオークランド・レイダースとアトランタ・ファルコンズ戦で73点、パス857ヤードを含む計1,087ヤードを献上したバッカニアーズ守備陣にとっては今回の試合で4ターンオーバー、そしてQBジェイ・カトラーを4度サックしたことによって多少の自信を取り戻せる内容となった。