【2016年第10週】イーグルス守備陣が好調ファルコンズ攻撃陣を抑え込み勝利
2016年11月14日(月) 07:02現地13日(日)、フィラデルフィア・イーグルスの本拠地リンカーン・フィナンシャル・フィールドにアトランタ・ファルコンズを迎えて行われた試合は、イーグルスディフェンスが好調ファルコンズオフェンスを1タッチダウンに抑え込み、24対15で勝利した。
前半、イーグルスはファルコンズのパントで得た最初の攻撃でクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツが要所でパスを成功させて敵陣に攻め込むと、最後はランニングバック(RB)ライアン・マシューズが中央をつき、タッチダウンを挙げて先制する。今シーズン、オフェンスが好調のファルコンズだが、時折ワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズへのロングパスを見せるものの決め手を欠き、前半は2本のフィールドゴールによる得点にとどまり、7対6とイーグルスリードで後半に突入した。
第3クオーターでは最初の攻撃はイーグルスとファルコンズともにゴール前まで進入するも、タッチダウンにはつなげられずにフィールドゴールで得点を重ねる。イーグルスはその後の攻撃で再びゴール前まで攻め込んだが、ゴール前1ヤードで意地を見せたファルコンズディフェンスに阻まれ、ここでもまたフィールドゴールでの追加点となった。
一方、ファルコンズは第4クオーターに入り、初めてQBマット・ライアンがガラ空きのWRテイラー・ゲイブリエルへのタッチダウンパスを通して逆転。しかし、イーグルスもRBダレン・スプロールズが24スクリメージヤードを稼ぎ、最後はRBライアン・マシューズがタッチダウンを奪っている。2ポイントを狙いにいったイーグルスのエキストラポイントは失敗に終わったかと思われたが、ファルコンズディフェンスがホールディングの反則で罰退、再挑戦はRBライアン・マシューズが持ち込んで成功し、21対15と逆転に成功する。
その後、ファルコンズの攻撃では第3ダウン残り12ヤードでWRジョーンズがディフェンスにカバーされていないにもかかわらず痛恨の落球を喫した。ファルコンズはさらに、イーグルスの攻撃をスリーアンドアウトに抑えて得た攻撃で、フォースダウンギャンブルを選択したものの、WRジョーンズがイーグルスのストロングセーフティー(SS)マルコム・ジェンキンスのカバーに阻まれてパス失敗。かたやイーグルスはフィールドゴールで突き放す。逆転の望みをかけたファルコンズ最後の攻撃はイーグルスのコーナーバック(CB)レオディス・マッケルビンのインターセプトで万事休す、試合終了となった。
イーグルスQBカーソン・ウェンツはパス36回中25回成功、231ヤード、タッチダウンとインターセプトはいずれもなし、安定したドライブでオフェンスを指揮して勝利に貢献した。
ファルコンズQBマット・ライアンはパス33回中18回成功、267ヤード、1タッチダウン、1インターセプト。イーグルスディフェンスの強力なラッシュに苦しめられミドルレンジのパスが決められなかった。
次週、イーグルスはアウェーでシアトル・シーホークスと対戦する。ファルコンズはバイウイークだ。