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【2016年第10週】ドルフィンズが逆転勝利で今季5勝目

2016年11月14日(月) 10:34

マイアミ・ドルフィンズのジェイ・アジャイ【AP Photo/Denis Poroy】

現地13日(日)、現在3連勝中のマイアミ・ドルフィンズが敵地でサンディエゴ・チャージャーズと対戦。試合は相手クオーターバック(QB)フィリップ・リバースから4度インターセプトを奪ったドルフィンズが31対24で逆転勝利を収め、今季5勝目を挙げている。

第1クオーターは両チームともオフェンスのリズムをつかめずに展開する。ドルフィンズはQBライアン・タネヒルと今季絶好調のランニングバック(RB)ジェイ・アジャイが攻撃陣を引っ張るも、タナヒルがサックされてしまうなど、チャンスを得点に結びつけることができない。対するチャージャーズもQBリバースが思ったようにパスを通すことができず、両チーム無得点のまま第1クオーターは終了。

チャージャーズは第2クオーター序盤にフィールドゴールを成功させて先制する。次のオフェンスドライブでも、RBメルビン・ゴードンの15ヤードパスなどで勢いに乗ったチャージャーズがリバースからタイトエンド(TE)アントニオ・ゲイツへの11ヤードパスでタッチダウンを成功させた。ドルフィンズ攻撃陣も負けじとアジャイの短いランなどで敵陣39ヤードまで前進すると、最後はタナヒルがヒットを受けながらワイドレシーバー(WR)ケニー・スティルスへ見事な39ヤードパスを通してタッチダウンを決める。これでスコアは10対7となり、そのまま前半は終了。

後半最初のドライブではアジャイの40ヤードランとタナヒルの25ヤードパスで敵陣2ヤード地点まで攻め込んだドルフィンズが、最終的にRBデイミアン・ウィリアムスの2ヤードランでタッチダウンし、逆転に成功する。だが、その直後、リバースからTEハンター・ヘンリーへの7ヤードパスでタッチダウンを奪われ、またもリードを築かれてしまった。しかし、チャージャーズも守備陣が踏ん張り切れず、タナヒルに18ヤードを走られるなどして自陣に攻め込まれると、タナヒルからウィリアムスに18ヤードタッチダウンパスが通って再び4点のビハインドとなった。

第4クオーターにはWRジャキーム・グラントがパントボールのキャッチに失敗し、ドルフィンズが自陣5ヤード地点でボールを譲ったが、コーナーバック(CB)トニー・リペットがエンドゾーンを狙って投げたリバースのパスをインターセプトし、ターンオーバーを帳消しにする。リバースはその後のドライブでも、敵陣まで侵入するも再びパスをインターセプトされ、得点のチャンスを棒に振ってしまう。しかし、第4クオーター中盤にはWRタイレル・ウイリアムスへの51ヤードパスでタッチダウンし、チャージャーズがリードを奪い返す。

ドルフィンズがフィールドゴールを成功させて試合を振り出しに戻した後、試合時間2分57秒を残してボールはチャージャーズ陣営に。ゴードンのランで確実に敵陣まで前進したチャージャーズだったが、リバースがウイリアムスを狙って投げたボールをミドルラインバッカー(MLB)キコ・アロンソにインターセプトされ、アロンソにそのままリターンタッチダウンを決められてしまう。チャージャーズに逆襲するだけの時間はなく、シーソーゲームの軍配はドルフィンズに上がった。

勝利の立役者となったのはドルフィンズ守備陣と言えるだろう。QBリバースから合計4度のインターセプトを奪い、オフェンスにチャンスを与え続けた。QBタナヒルはパス24回中17回成功、240ヤード、2タッチダウンと申し分ない試合内容だった。

対するチャージャーズQBリバースはインターセプトされた回数(4)がタッチダウンパスの回数(3)を上回り、決して納得のいくパフォーマンスとは言えない。エースRBゴードンはキャリー24回、70ヤードを走っている。