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パンサーズがWRジョンソンをレイブンズにトレード

2024年10月30日(水) 08:46


カロライナ・パンサーズのディオンテ・ジョンソン【AP Photo/Jacob Kupferman】

ディオンテ・ジョンソンがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区に戻ってくる。

現地29日(火)、ボルティモア・レイブンズがカロライナ・パンサーズとのトレードでワイドレシーバー(WR)のジョンソンを獲得すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが状況を知る人物の話をもとに報じた。

その後、レイブンズがジョンソンをトレードで獲得したことを正式に発表している。

ラポポートとガラフォロによると、今回のトレードではドラフト指名権の交換が行われ、レイブンズは2025年ドラフト5巡目指名権を送る代わりに、パンサーズからジョンソンおよびドラフト6巡目指名権を受け取るという。レイブンズにとってレシーバーの戦力を増強するのに、このトレードは驚くほど安くついた格好だ。

この動きにより、今季の8週間を通して空中と地上の両方で相手ディフェンスを圧倒してきたすでに強力なレイブンズ攻撃陣が、さらに強化される。

パンサーズ加入前にピッツバーグ・スティーラーズに所属していたジョンソンは、クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソン、WRゼイ・フラワーズ、ランニングバック(RB)デリック・ヘンリー、タイトエンド(TE)マーク・アンドリュース、TEアイザイア・ライクリーと連携し、どれを選んでも危険な可能性をはらむオフェンスを展開することになるだろう。ジョンソンのアウトサイドでの能力は、俊敏なフラワーズが活躍する機会をもたらすはずだ。また、それによってジャクソンはフィールドを広げ、サイドライン付近でバックショルダーパスをキャッチできる武器を手に入れることになる。ジョンソンは即座にWRラショッド・ベイトマンを上回る戦力となるだけではなく、負傷者が発生した場合にも対応できるよう、レイブンズの選手層を厚くする存在にもなるはずだ。

契約最終年を迎えているジョンソンは、2024年にオフェンスに頼ってきたレイブンズに即戦力として獲得された。レイブンズのディフェンスには依然として問題があり、これもトレードで解決できるかもしれない。しかし、現時点でジェネラルマネジャー(GM)エリック・デコスタはオフェンスにさらに注力することを決めている。レイブンズはディフェンスで相手チームを抑えられなくても、少なくともオフェンスで相手を突き放すことができるはずだ。

【RA】