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テキサンズWRディッグスがコルツ戦でACL断裂、シーズン終了に

2024年10月30日(水) 09:28


ヒューストン・テキサンズのステフォン・ディッグス【AP Photo/Eric Christian Smith】

ヒューストン・テキサンズは現地27日(日)に地区ライバルのインディアナポリス・コルツに勝利したが、それには大きなコストが伴っている。

ヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズが火曜日に、ベテランワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したため、残る試合を欠場することになったと発表。その後、テキサンズはディッグスを故障者リザーブ(IR)に登録している。

ディッグスはコルツ戦の第3クオーター終盤に、誰とも接触がない状態で膝を負傷して退場し、そのまま試合に戻らなかった。負傷した時点で、ディッグスはチーム内最多となる9回のターゲット、キャッチ5回、81ヤードを記録していた。

今年4月、テキサンズはバッファロー・ビルズとの大型トレードに踏み切り、2025年ドラフト2巡目指名権と引き換えにディッグスを獲得。キャリア2年目のクオーターバック(QB)C.J.ストラウドが率いる新進気鋭のオフェンスに加えた。

テキサンズはトレード後にディッグスの契約を調整し、2025年3月にフリーエージェント(FA)になれるようにした。この動きは、契約最終年を迎えたディッグスのモチベーションを最大限に活用することを狙ったものだ。ディッグスは今季最初の8週間で期待に応える活躍を見せ、1試合を除くすべての試合で5回以上のキャッチを記録。WRニコ・コリンズがハムストリングを負傷した後は、チームの1番手オプションとしての責任も果たしていた。

ディッグスがシーズン終了につながるケガに見舞われたことで、シーズン終盤にかけて、4度のプロボウル選出を誇るディッグスと、来週にIRから復帰する資格を得るコリンズにコンビを組ませるというテキサンズの望みは完全に打ち砕かれた。

ストラウドはディッグスのケガに関する報道を受け、火曜日に「最悪だ」と話している。

「簡単なことではないし、簡単に言葉で片付けられることでもない。彼のことが本当に気の毒だ。ものすごく努力していたはずだし、チームで過ごす時間として今までの中でも特に最高の時間を過ごしていたと思う。少なくとも彼はそう言っていた。気の毒に思っているし、彼のために祈っている。彼が前を向き続けて、さらに強くなって復帰することを願っている」

6勝2敗のテキサンズは競争の激しいAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)で現在のペースを維持することを目指す中で、今後は2年目のWRタンク・デルや、タイトエンド(TE)ダルトン・シュルツ、ランニングバック(RB)ジョー・ミクソンにより一層頼ることになるだろう。

【RA】