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リターンゲームを含め、新規加入したWRジョンソンの活用法を探るレイブンズ

2024年11月01日(金) 12:09


ディオンテ・ジョンソン【Damian Strohmeyer via AP】

今週にワイドレシーバー(WR)ディオンテ・ジョンソンがトレードでボルティモア・レイブンズに向かったのは、富めるものがさらに富を増やす、を地で行くような動きだと感じられたかもしれない。しかし、レイブンズは実際にジョンソンを必要としていたのだ。

特に、レイブンズはリターンゲームを強化したいと考えており、ジョンソンがその答えになると見積もっているのだ。

現地10月30日(水)にジョンソンについて語ったレイブンズのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは、ジョンソンをどうスペシャルチームで活用するかを検討していることについて、率直に考えを明かしている。

ジョンソンにリターナーの役割を持たせたいかについて、ハーボーHCは「もちろんだ」とコメントし、次のように続けた。

「(ジョンソンと)そのことについて話した。彼は今日、パントリターナーと一緒にそこに出ていた。おそらく、久々に感覚をつかもうとしていたようで、この分野でもわれわれの助けになってくれる」

とは言え、それがジョンソンの最優先事項というわけではない。経験豊富なレシーバーであるジョンソンには、ピッツバーグ・スティーラーズで過ごした時間から、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区でのプレーについてたくさんの知識がある。ジョンソンは2年目のゼイ・フラワーズが率いるワイドレシーバー陣に加わり、ラショッド・ベイトマンやネルソン・アグホローらの傍らで役割を得ようとするだろう。

トレードのタイミングも意図的なものに見える。ジョンソンのトレードが行われたのは、クリーブランド・ブラウンズに敗れた試合でベイトマンとアグホローが重要なパスを落とした試合の後のことだ。レイブンズは時間の浪費を良しとするチームではなく、すぐさまカロライナに電話すると、火曜日に取り引きをまとめた。こうすることで、クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンのために、新たな武器をストックしたのだ。

ハーボーHCはこう語っている。

「私にとって、これはずっと話し合ってきたことだ。われわれは常に、このチームをもっと良くするチャンスを探しているし、その機会が来たということ。エリック(デコスタ/ジェネラルマネジャー)がそれを見つけ、人事スタッフと一緒に尽力し、実現した。だから、われわれはエキサイトしている。このおかげで、われわれのチームは良くなったんだからね。全員の気持ちを上げてくれたし、みんなを良くしてくれた。これから進んでいくことにエキサイトしている」

ジョンソンは昨年に13試合に出場し、717ヤードとタッチダウン5回を記録。この年を最後に、ピッツバーグを去って南のシャーロットに向かった。ジョンソンは今季8週を通じてパンサーズの最良のオプションであり、7試合でキャッチ30回、357ヤード、タッチダウン3回をマークしている。

今、その才能は2度のNFL MVPを中心に組み上げられたコンテンダーに加わった。ハーボーHCは、ジョンソンが自然にフィットすると考えている。

「ああ、(ジョンソンは)自分を持ち込んでくれている。自分が持つ才能のすべてを持ち込んでいる。彼は迅速で素早い。キャッチが素晴らしく、爆発的で、ビッグで強く、タフな選手だ。これまでの数年を見てきて、それが彼のもたらすものだった。こういった才能を取り入れ、われわれがやっていることに彼をはめ込む。そこからやっていくんだ」とハーボーHCは語った。

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