ベルリンが2025年からのNFLゲーム開催に向けて正式な招致活動を開始
2024年11月13日(水) 11:28現地12日(火)、ベルリン市政府が来年からの5年間でNFLゲーム開催を目指し、正式な招致キャンペーンを開始した。
ベルリンが開催都市に選ばれれば、ミュンヘンとフランクフルトに続き、ドイツでレギュラーシーズンゲームを開催する3つ目の都市となる。ミュンヘンでは2022年に初のNFL試合が行われ、今季も日曜日にカロライナ・パンサーズが延長戦の末にニューヨーク・ジャイアンツを20対17で破る試合が行われたばかりだ。さらに、昨年はフランクフルトでも試合が開催されている。
誘致が成功すれば、試合は7万4,000人以上の収容人数を誇るオリンピアシュタディオンで開催される予定だ。このスタジアムは1990年代にNFLのエキシビションマッチを開催した実績があり、他にも2006年の男子サッカーワールドカップ決勝戦や今年の欧州選手権の決勝の舞台にもなっている。
NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは土曜日に、ベルリンでのNFL開催に向けて「積極的に取り組んでいる」と述べつつも、「だからといってフランクフルトやミュンヘンでの再開催がないというわけではない」とも補足した。
ベルリン市政府は声明の中で、NFLゲームの開催がもたらす「大きな経済的付加価値」を期待していると述べ、2028年にロサンゼルスオリンピックで採用予定のフラッグフットボールを学校で普及させる計画も明らかにした。
NFLがインターナショナルゲーム拡大の一環としてドイツでのレギュラーシーズンゲーム開催を初めて検討した際、ベルリンは候補都市には含まれていなかった。2021年に選ばれた最終候補都市はフランクフルト、ミュンヘン、そしてデュッセルドルフで、そのうちデュッセルドルフではまだ試合が開催されていない。
来年に新たに加わる開催地として、スペインのマドリードでNFLゲームが初めて開催されることがすでに決まっている。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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