新加入のDEスミスは“このチームにぴったり”とライオンズHCキャンベル
2024年11月20日(水) 11:19
デトロイト・ライオンズに新しく加わったディフェンシブエンド(DE)ザダリアス・スミスが、現地17日(日)に52対6で圧勝したジャクソンビル・ジャガーズとの試合で、さっそくディフェンシブフロントの一員として活躍した。
古巣クリーブランド・ブラウンズの本拠地から州間高速道路75号線を北上してデトロイトにやって来たスミスは、チーム最多となる4回のQBプレッシャーを記録し、そのうち2回はスナップから2.5秒以内のクイックプレッシャーだった。さらに、ラインバッカー(LB)ジャック・キャンベルとの連携でチーム唯一のサックを挙げている。
ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルは次のように語った。
「彼は役目を果たし、われわれにとって素晴らしい働きをしてくれた」
「彼がフィールドにいてくれて良かった。このパズルの一部になってくれ、と先週に話した通りのことを実行してくれた。彼は経験が豊富で本能的なプレーヤーだ。長くブロックされることはなく、手の使い方も非常に巧みだ。ランディフェンスではしっかりエッジを守ることができ、ディフェンシブタックル(DT)エイム・マクニールやDEのD.J.リーダーと組んで仕掛けるプレーもうまくいった。こういったことにおいて、彼には独特の才能がある。初戦としては上出来だったし、われわれのチームにぴったりだと思う」
ライオンズは脚の骨折でシーズン終了となったDEエイダン・ハッチンソンの穴を埋めるため、32歳のスミスを獲得した。初出場となったこの試合では、ベテランとしての存在感を示し、1対1で勝負できる能力を発揮。また、ライオンズが誇るランゲームに対する堅固なディフェンスを維持しつつ、フォーメーション内で柔軟に動く役割もこなした。今回のサックは、オフェンシブラインの内側に切り込んで決めている。
スミスの加入によってライオンズのディフェンシブラインが劇的に変わるわけではない。ボールハンターとしての才能に長けた若手セーフティ(S)のブライアン・ブランチやカービー・ジョセフが率いる脅威のバックエンドがいるため、その必要もない。ライオンズが求めていたのは、ディフェンス層に厚みを持たせ、重要な局面で相手クオーターバック(QB)にプレッシャーを与えられる存在だった。そしてスミスは、初戦から戦力増強につながる存在であることを十分に証明した。
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