FAとして複数チームが興味を示すWRベッカムに引退の予定なし
2025年08月14日(木) 12:52
フリーエージェントのワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムはまだ現役を続けるつもりだと語っている。その復帰は、周りが思っているよりも早いかもしれない。
現地13日(水)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたところによると、32歳のベッカムは今季に向けたトレーニングを続行中で、複数のチームから関心を持たれており、2025年シーズンはいずれかのチームでプレーする予定だという。
ベッカムは火曜日に引退のうわさを鎮めようと「まだ終わっていない」と『X』に投稿し、「ネット上の情報を鵜吞みにするな」、「引退おめでとうとメッセージを送ってくるのもやめてくれ」と呼びかけた。
ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の断裂により2022年シーズンの全休を余儀なくされたベッカムは、その後に1年単位での契約を選んでいる。直近の2シーズンはボルティモア・レイブンズとマイアミ・ドルフィンズでプレーした。昨年5月に契約したドルフィンズでは思うように活躍できず、9試合でキャッチ9回、55ヤードに終わっている。
両者は昨年12月に合意の上で決別し、ベッカムはウェイバーを通過して以来フリーエージェントとなっている。
2021年シーズン途中にクリーブランド・ブラウンズからロサンゼルス・ラムズへトレードされたベッカムは、先制のレシービングタッチダウンを決めて第56回スーパーボウル制覇に貢献。しかし、その後ACLを断裂した。それ以降は低迷が続き、レイブンズとドルフィンズで計23試合(先発6試合)に出場してキャッチ44回、620ヤード、タッチダウン3回という成績にとどまっている。
最初の3年間はニューヨーク・ジャイアンツで輝かしい功績を残したベッカムは、NFLでの10年間で通算575回のキャッチで7,987ヤード(平均13.9ヤード)とタッチダウン59回を記録している。
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