合同練習での小競り合いで選手たちの下敷きになったファルコンズQBペニックスJr.
2025年08月14日(木) 12:49
アトランタ・ファルコンズのクオーターバック(QB)マイケル・ペニックスJr.は現地13日(水)に行われたテネシー・タイタンズとの2回目の合同練習中に、自身が小競り合いに巻き込まれたことに驚いている。
ペニックスJr.はワイドレシーバー(WR)レイ・レイ・マクラウドにロングタッチダウンパスを通した後に“祝っていた”と語ったが、その際の発言は、タイタンズの選手たちから言われた“言葉”に反応したものだったと明かした。
ペニックスJr.は「俺は高いレベルで戦うのが好きだし、戦っているときはあまり話さない」とコメントし、こう続けている。
「だから、誰かに何か言われても・・・気にしない。タッチダウンを決める。“で、今度は何を言うんだ?”って感じさ。でも、みんながそれを正しく受け止めるわけじゃないみたいだ。それがすべてだったと思う」
ペニックスJr.は1人以上のタイタンズの選手によって地面に倒され、最終的に複数の選手の下敷きになった。フィールド上でそのような小競り合いに巻き込まれたのは初めてだとペニックスJr.は明かしている。
その騒ぎが発生したのは、ファルコンズのヘッドコーチ(HC)ラヒーム・モリスが火曜日に行われた最初の合同練習を、フィールド上でのけんかといった“くだらない行為を一切することなく”終えた選手たちを称賛してからわずか数時間後のことだった。
タイタンズの選手たちは最初の合同練習でファルコンズの選手たちの激しさに太刀打ちできなかったことを反省し、2回目の合同練習ではより熱のこもったプレーを見せることを決意していた。
タイタンズのアウトサイドラインバッカー(OLB)アーデン・キーは「チームでちょっとした小競り合いがあったけど、その後もプレーを続けて、強い闘志を保てていたと思う」と振り返っている。
合同練習は、金曜夜にメルセデス・ベンツ・スタジアムで実施されるプレシーズンを前に、ファルコンズの練習施設で行われた。
ファルコンズのQBコーチを務めるD.J.ウィリアムズは、初めて先発としてフルシーズンを迎えるキャリア2年目のペニックスJr.が選手たちの下敷きになっている姿を見て快く思わなかったようで、「もちろん、あれは見たくない光景だ」と述べている。
ペニックスJr.を守ろうとチームメイトたちが立ち上がる様子を目の当たりにしたことは印象的だったというウィリアムズは、次のようにコメントした。
「私はそこからポジティブな面を見出している。ご覧になった通り、仲間たちが彼を守ろうと立ち上がった。それは彼のリーダーシップや、ロッカールームでの存在感を物語っていると思う。彼がチームメイトたちとの関係や信頼を築いているのは明らかだ。みんなが彼を守るために走っていったのだから。それはファルコンズにとって良いことだと思う」
練習後、ペニックスJr.はフィールド上で発生した小競り合いをまだ受け止めきれずにいた。
「分からない。自分じゃなかったみたいだ」とペニックスJr.は語っている。
そして、複数の選手の下敷きになったことについて質問されると、「自分がどこにいたかは分からない。たくさんの人が巻き込まれていた。何人かの下敷きになったことは分かるけど、俺だけじゃなかった」と答えた。
ペニックスJr.は“チームメイトが自分の味方となって守ろうとしてくれたことや、多くの仲間たちが大丈夫か尋ねてくれたこと”に感謝しているとコメントしている。
モリスHCはペニックスJr.が2試合連続でプレシーズンゲームを欠場すると明言。合同練習でチームドリルのスナップをペニックスJr.と分け合ったバックアップQBカーク・カズンズも、出場が見送られる可能性がある。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
【RA】