ハムストリングのケガで3試合欠場のバッカニアーズWRエバンスがジャイアンツ戦出場
2024年11月25日(月) 00:21チームのシーズンが懸かった状況で、タンパベイ・バッカニアーズに歴代最高のレシーバーが戻ってくる。
ハムストリングのケガで3試合を休んでいたワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスが現地日曜日のニューヨーク・ジャイアンツ戦でプレーに復帰すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)』の中で伝えた。
「私の知るところによると、彼は練習でとても素晴らしい状態で、今日は全力で行けると考えられている」とラポポートは述べた。「それでもチームが抑えて、すべてのスナップをプレーすることはないかもしれない。スピード、運動能力に関しては、本調子のようだ。どうしても勝利が必要なバッカニアーズにとって、ありがたいのは確かだろう」
ヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズは、今週ずっとエバンスがプレーする方向に進んでいたと述べていたが、2回の制限付きセッションの間に1回だけ練習にフル参加して、クエッショナブルとなっていたことを思えば、ファンもようやく一安心といったところだろう。
ここへ来てのエバンスの復帰は、全体レベルでも個人レベルでも極めて大きな意味を持つ。
前回エバンスがプレーしたシーズン第7週と比べて、バッカニアーズは苦境に立たされている。試合途中でエバンスが離脱し、そこからチームは4連敗してしまった。
現在4勝6敗のバッカニアーズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)で11番目のシードまで落ちてしまっている。過去3試合は奮闘したものの、どちらも1ポゼッション差で敗れてしまった。
プロボウルに選ばれているエバンスのような選手がいれば、そうした試合も逆の結果になっていたかもしれない。幸いなことに、シーズン第12週でエバンスはそれに挑戦できる状態を取り戻した。
2024年にここまで26回のキャッチで335ヤードを獲得しているエバンスは、今もタッチダウンレシーブ6回でチームをリードしている。そして、それが1番のモチベーションではないだろうが、NFLで大きなマイルストーンを築こうとしている。
エバンスは現在、キャリア開始時から1,000レシーブヤード超えのシーズンを10回連続で達成している。もう1回達成することができれば、1,000レシーブヤードシーズン最多で偉大なジェリー・ライスに並ぶことになる。難しそうには見えるが、完全に不可能ではない。
そのためには残りの7ゲームで試合平均95ヤードを獲得する必要がある。これはエバンスのキャリアにおける試合平均74.6ヤードよりかなり多く、今シーズンの試合平均47.9ヤードの倍近い数字なのは確かだ。
それでも、バッカニアーズは彼に期待しているはずであり、プレーオフに向けてプッシュするためには、エバンスのそうした意欲も必要かもしれない。QBベイカー・メイフィールドのナンバー1レシーバーにエバンスが収まり、タイトエンド(TE)ケイド・オットンと、ランニングバック(RB)ラシャード・ホワイト、バッキー・アービングが並べば、巨大な脅威となるはずだ。
エバンスとバッカニアーズが勢いに乗れば、まだシーズンを救えるチャンスはある。残りの試合のうち6つは、7敗以上しているチームが相手だ。
その最初の相手がジャイアンツ(2勝8敗)となる。試合は日曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間25日(日)3時】にキックオフの予定だ。
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