1934年以来の好スタートを切るライオンズ、アウェーでの支配力を維持
2024年11月25日(月) 13:07つい最近まで、デトロイト・ライオンズはほとんどのチームにとってホームゲームで最も勝ちやすい相手だった。しかし、現在のライオンズはNFLで最もアウェーゲームに強いチームとなっている。
現地24日(日)に24対6でインディアナポリス・コルツに勝利したライオンズの戦績は10勝1敗――1934年以来の好スタート――となり、ホームでの成績は6勝0敗となっている。この変貌の早さには驚くばかりだ。
チーム公式サイトによると、プロセスの両端を経験してきたクオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフは「俺たちはアウェーで団結するんだ。俺たちはアウェーの戦士だし、自分たち対彼らというメンタリティーだ」と語ったという。
2シーズン前、ライオンズにはアウェーでの勝利をまったく手にできない時期があった。ライオンズのヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルは2021年に就任してから2022年シーズン中盤にかけてアウェーでの成績が0勝11敗1分だったことを最近になって振り返ったと明かしている。当時からいた数人の選手がその逆転劇の立役者となった。
キャンベルHCは日曜日に「それを思い出すと、そこからここまで16勝5敗を記録してきたと思う」と話している。
「当時のメンバーだ。ロッカールームでもそれについて話をした。ゴフやフランク(ラグナウ)、デック(テイラー・デッカー)、(ペネイ)スウェル、エイム(マクニール)、セント(アモン-ラ・セント・ブラウン)。“あれを覚えているか?”ってね」
「しかし、その全員が転換の立役者なんだ。ロッカールームにいる全員がその責任を負っている」
その“転換”はシーズン終盤の利点、つまり残りの6試合中4試合がホームで行われるということも明らかにしている。唯一の敗戦となったシーズン第2週のタンパベイ・バッカニアーズ戦はフォード・フィールドで実施された。
それ以降、ライオンズはアリゾナ・カーディナルス、ダラス・カウボーイズ、ミネソタ・バイキングス、グリーンベイ・パッカーズ、ヒューストン・テキサンズ、コルツに敵地で勝利している。この中でプレーオフ進出の可能性が極めて低いのはカウボーイズだけだ。
日曜日にカロライナ・パンサーズに勝利したカンザスシティ・チーフスは、NFLで唯一、アウェー戦で1敗を喫したチームとなっており、他のチームは少なくとも2敗を喫している。
ライオンズは特定の相手に対する準備だけではなく、試合の開催場所に合わせた準備もしていると明かしたデッカーはこう語った。
「何よりもまず、俺たちはその準備をしていると思う。騒々しい環境に備えている。うちには動じることなくライオンの巣窟に乗り込むことを恐れないような選手がたくさんいる」
「みんなアリーナに飛び込みたいと思っている。楽しいから。競争心が強ければ、厳しい環境に行くのが楽しいんだ。うちのロッカールームには、競争心にあふれ、挑戦を求めている選手たちが集まっていると思う」
ライオンズはシーズン第16週にシカゴ・ベアーズ、シーズン第17週にサンフランシスコ・49ersに勝利すれば、アウェーゲームで全勝を収めることができる。ベアーズは現在5連敗中で、49ersも2連敗を喫しているところだ。
【RA】