ニュース

QBダニエル・ジョーンズがウェイバーを通過、初めてフリーエージェントに

2024年11月26日(火) 08:39


ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズ【AP Photo/Vera Nieuwenhuis】

5年以上のキャリアの中で初めて、クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズがフリーエージェント(FA)になった。しかし、この状態が長く続くとは予想されていない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが情報筋の話をもとに報じたところによると、ニューヨーク・ジャイアンツから現地22日(金)に放出されたジョーンズが25日(月)午後に正式にウェイバーを通過し、どのチームとも契約できるようになったという。

ジャイアンツから2019年NFLドラフト全体6位で指名されたジョーンズは、2023年シーズン開幕前に大型契約を締結。そのため、ジョーンズが過去にオープンマーケットに出たことはなかったが、その状況は月曜日に正式に変わっている。

ジョーンズがクレームされる可能性は低いと見られていた。それを実行するチームはジョーンズの今季の契約に残っている1,183万ドル(約18億2,186万円)を支払う義務を負い、さらに2,300万ドル(約35億4,207万円)におよぶ負傷時の保証も引き受けることになるからだ。

しかし、先週火曜日にベンチに下げられた後、自身の希望通りにチームから放出されたジョーンズは、新しいチームと契約を結び、まったく新しいスタートを切る方向へ進んでいる。

ジョーンズの今後についてはそれほど長く疑問視されることはなさそうだ。ラポポートは日曜日に、ジャイアンツのフランチャイズQBだったジョーンズを求めるチームは多く存在しているはずだと報じている。

ジョーンズが果たすことになる役割と同様に、移籍先となり得るチームも多様だ。

ラポポートは、QBブロック・パーディーの肩のケガの程度によってはサンフランシスコ・49ersが声をかける可能性があると示唆している。

一方、ラスベガス・レイダースはジョーンズを、今シーズンを力強く締めくくるための一時的な選択肢として考え、来シーズン以降の橋渡し役としての起用を試みる可能性がある。その確率はQBガードナー・ミンシューがシーズン絶望となったことでさらに高まっていると言えよう。

また、ジョーンズはボルティモア・レイブンズやバッファロー・ビルズといった優勝候補チームのバックアップになる可能性もある。

今シーズン、27歳のジョーンズは先発として2勝8敗、パス成功率63.3%、2,070パスヤード、タッチダウンパス8回、インターセプト7回、265ランヤード、タッチダウンラン2回という成績を残してニューヨークを去った。

今後は“ダニー・ダイムズ”の愛称で親しまれるジョーンズのフリーエージェントの動向に注目が集まるだろう。

【RA】