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WRネイバーズの「軟弱」発言を受けて話し合いを行ったジャイアンツHCダボール

2024年11月27日(水) 12:07


ニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボール【AP Photo/Lennart Preiss】

ニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールは、タンパベイ・バッカニアーズに30対7で大敗を喫した現地24日(日)の試合後に、新人ワイドレシーバー(WR)マリク・ネイバーズが苛立ちを示し、チームのプレーは「軟弱だ」と発言したことを受け、ネイバーズと話し合いを行ったことを月曜日に明かした。

「彼は非常に競争心の強い選手だ」とダボールHCは『ESPN』に述べている。

「彼にボールを持たせることが重要で、もっと試合の早い段階でそれが実現できるよう、私がもっと努力しなければならない。彼は賢くて、非常に競争心にあふれた若い選手。あのような形で敗れると、誰でもフラストレーションが溜まるのは理解できる。ただ、これまで通り彼とは良いコミュニケーションを取れている」

新たにトミー・デヴィートが先発クオーターバック(QB)を務めたこの試合で、ネイバーズは前半に一度もターゲットにされなかった。デヴィートは前半を通じてわずか31ヤードのパスにとどまり、後半開始時にジャイアンツはネイバーズを集中的に起用する戦略に切り替える。ネイバーズは後半最初の3つのパスでターゲットとなり、最終的には9回のターゲットでキャッチ6回、64ヤードを記録している。

試合後、ネイバーズはフラストレーションをあらわにし、チームは「軟弱だ」とコメントした。

この意見を表明したのはネイバーズだけではない。ディフェンシブタックル(DT)デクスター・ローレンスも「チームは“Charmin(チャーミン/柔らかいトイレットペーパーのブランド)”みたいだ」と発言。さらに、ベテランガード(G)のジャメイン・エルムノアも、一部の選手が「100%全力を尽くしていない」と指摘した。

これらの発言に対して、ダボールHCは反論。

「選手たちはハードにプレーしていた。努力は見られたが、十分ではなかった」とダボールHCは述べている。

もしジャイアンツがこのまま不振を脱却できなければ、オーナーのジョン・マーラは、2025年までダボールHCとジェネラルマネージャー(GM)ジョー・ショーエンを留任させる意向を再考せざるを得なくなる可能性がある。特に、サンクスギビングデーの木曜日に全国放送されるダラス・カウボーイズ戦で大敗を喫すれば、その動きが加速するだろう。

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