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ジャイアンツから放出されたQBジョーンズが練習生としてバイキングスと契約へ

2024年11月28日(木) 09:01


ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズ【AP Photo/Vera Nieuwenhuis】

クオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズのNFLにおける次のチャプターの舞台が決まった。それはミネソタだ。

現地27日(水)、これまでニューヨーク・ジャイアンツに所属していたジョーンズがミネソタ・バイキングスの練習生として契約する予定だと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロ、キャメロン・ウォルフが報じた。

その後、バイキングスのヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルが水曜日中に、バイキングスがジョーンズ獲得に向けて調整中であることを正式に発表し、金曜朝にジョーンズを迎え入れる予定だとつけ加えている。

オコンネルHCはジョーンズについて「彼はうちのクオーターバック陣にとって素晴らしい補強だ」と述べ、こう続けた。

「以前から彼のファンだった。人柄も人間性も気質も本当に気に入っている。そして、選手としてのダニエル・ジョーンズには本当に素晴らしいことがたくさん待ち構えているはずだし、私たちはその一部になることができると思う。一緒に仕事をするのが待ちきれない」

ジョーンズのバイキングス加入は大いに理にかなっている。もちろん、(ケガがない限り)今シーズンにバイキングスで先発の座を争うことはないだろう。しかしジョーンズは、クオーターバックとしてNFLでプレーした経験を持ち、シグナルコーラーの能力を最大限に引き出す手腕に定評があるオコンネルHCの指導の下、優勝を狙うチームに加わることになる。

オコンネルHCは「選手育成とクオーターバック育成は、私が大きな情熱を傾けていることだ。クオーターバックとしてキャリアのどの段階にいたとしても、一緒に仕事をする機会を得るのはとてもうれしい。本当に、うちのシステムは選手たちが真のポテンシャルに気付くのを手助けすることを目的として構築されている」と語った。

オコンネルHCの仕事ぶりを証明するものとしては、バイキングスの現在の先発クオーターバックを見れば十分だ。オフシーズンに橋渡し役のQBとして加入したサム・ダーノルドは、新人のJ.J.マッカーシーのバックアップとして成長を続けていたが、マッカーシーがプレシーズン中に膝を負傷して全試合を棒に振ることになったため、バイキングスは残された最善の選択肢としてダーノルドを先発に据えることを余儀なくされた。それ以来、ダーノルドは自信、落ち着き、確信に満ちたプレーを見せてフットボール界を驚かせ続けており、バイキングスを12週間で9勝2敗の成績に導いている。

ダーノルドの再生、バイキングスの組織的成功、そしてオコンネルHCの存在は、ジョーンズがバイキングスこそ次に向かうべき場所だと確信するのに十分な要素となったようだ。NFLでの最初の6シーズンをニューヨークの厳しい視線にさらされながら過ごし、チームで一貫性を保つのに苦労し、長期的な成長を促すのに十分な保護を受けられなかったクオーターバックにとって、それはまさに必要なものだった。

先週にジャイアンツから放出されたジョーンズは、月曜日にウェイバーを通過している。

最初は練習生として参加することになるが、ジョーンズはダーノルドのバックアップの座を獲得するチャンスを得るだろう。先週の試合でダーノルドが負傷したように見え、ニック・ムレンズが一時的に交代した際に、バイキングスはクオーターバック陣の層の薄さを思い知った。

ジョーンズがミネアポリスに永住する可能性は低いが、シーズンの残りの期間ではそこに住み、トレーニングを受けることになるだろう。かつてドラフト1巡目指名を受けたジョーンズにとって、どのような展開になるかに注目だ。

【RA】