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レイダースQBオコンネル、IRから復帰してブラックフライデーのチーフス戦で先発へ

2024年11月28日(木) 09:48


ラスベガス・レイダースのエイダン・オコンネル【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

ラスベガス・レイダースの先発クオーターバック(QB)の役割は再びエイダン・オコンネルのもとに巡ってきている。

現地27日(水)、キャリア2年目のオコンネルがカンザスシティ・チーフスとのブラックフライデーゲームに先発するとレイダースのヘッドコーチ(HC)アントニオ・ピアースが発表した。

ピアースHCは水曜日に「エイダンについては良い感触を持っている。彼は集中している」と述べている。

「彼は今、ものすごい集中力を発揮している。彼にとって素晴らしい機会だ」

オコンネルはシーズン第6週に行われたピッツバーグ・スティーラーズ戦で先発を任され、パス40回中27回を成功させて227ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回を記録したが、第4クオーターには手がつけられない展開となり、敗北した。オコンネルがその翌週に臨んだロサンゼルス・ラムズ戦で親指を骨折し、故障者リザーブ(IR)に入ることになったため、シーズンの残りでオコンネルを先発に起用するというレイダースの当初の計画は頓挫している。

ピアースHCはシーズン第7週にミンシューを出場させざるを得なくなり、ここ数週間はミンシューとバックアップのデズモンド・リッダーを交互に起用していた。ミンシューはオコンネルが再びプレー可能になる直前のシーズン第12週に鎖骨を骨折し、今季絶望となっている。

レイダースが通常より短い準備期間を過ごす中、今週の練習にフル参加しているオコンネルは金曜日に、10勝1敗と現在のNFLで1位タイの戦績を収めているチーフスとの対戦で先発に復帰する予定だ。一見するとこの試合は厳しい戦いになりそうだが、ピアースHC率いるチームはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区のライバルを熟知しており、昨年のクリスマス当日に行われた試合ではチーフスを下している。チーフスのアンディ・リードHCは後に、その敗北が2年連続のスーパーボウル制覇に向けてチームの士気を高めるきっかけとなったと語った。

現在のレイダースは7連敗を喫し、昨季よりも悪い状況に陥っており、シーズン第13週を迎えるにあたって方向性を失っているようにも見える。それでも、2勝9敗のチームにもチャンスがあると感じているピアースHCは次のように述べた。

「はっきり言おう、フットボールで最強のチームと最弱のチームが対戦する。その物語を変えようじゃないか。試合に出て激しい戦いにしよう。荒々しく、がむしゃらな試合にしようじゃないか」

「ブラックフライデーだ。ちょっとした混乱を引き起こしてレイダースらしいフットボールを取り戻し、楽しんで個性を出そう。好きなようにやろう」

ピアースHCは運良く、次の試合にお気に入りのクオーターバックを出場させることができる。オコンネルが“好きなように”プレーしてレイダースを再び番狂わせの勝利に導けるかどうかに注目だ。

【RA】