脳しんとうのセインツWRオレーブ、状態は「良好」も今季中の復帰は未定
2024年11月28日(木) 10:172024年で2度目の脳しんとうに見舞われたニューオーリンズ・セインツのワイドレシーバー(WR)クリス・オレーブは、カロライナ・パンサーズに敗れたシーズン第9週以降、戦線を離れている。
オレーブはチーム施設には戻っているものの、練習には参加していない。しかし、朗報もあり、オレーブの状態は数週間前に比べてかなり良くなっている。
『NOLA.com』によると、暫定ヘッドコーチ(HC)ダレン・リジーは現地26日(火)に「彼はまだそのプロセス全体を経ているところだ」と述べたという。
「彼は多くの人と会い、来週にもまた別の面談に臨む予定だ。国中のさまざまな専門医の診察を受けてきた。彼の状態は良好だ」
「彼とはここ数日、素晴らしい会話を交わしてきた。彼はかなり良くなっている。ああいうケガの場合、とにかくその人にとって最善のことをしているかを確かめたくなるものだろう。来週には彼についてより多くの情報が得られるはずだ」
オレーブはシーズン第15週に行われるワシントン・コマンダース戦を前に、故障者リザーブ(IR)から復帰する資格を得る予定だ。
進展がある一方で、オレーブが2024年シーズン中に復帰するとセインツが確約していないのは当然だと言えよう。今シーズンだけで2回の脳しんとうに見舞われたオレーブにとって、フットボールは最優先事項ではない。オレーブは今季の8試合でキャッチ32回、400ヤード、タッチダウン1回を記録している。
現在の状況を踏まえても、セインツがオレーブの復帰を急がせる必要はない。4勝7敗のセインツはプレーオフ争いから外れたわけではないが、プレーオフに進出するには直近の2試合で達成した連勝をレギュラーシーズンの最後まで継続し、地区ライバルの結果にも恵まれる必要がある。
【RA】