チーフスがIR入りしていたRBパチェコをアクティブに、レイダース戦出場の見込み
2024年11月29日(金) 11:50ポストシーズンが見えてきた中、2年連続のスーパーボウル王者が選手の健康状態を高めている。
ランニングバック(RB)アイザイア・パチェコが現地28日(木)に故障者リザーブ(IR)を外れており、ブラックフライデーにラスベガス・レイダースと対戦する見込みだ。
パチェコはシーズン第2週に行われたシンシナティ・ベンガルズ戦で腓骨を骨折したときから戦線を外れていた。11月17日に復帰を指定され、練習にはフル参加しており、チームの故障者報告からもその名がなくなった今、全力で仕事にとりかかろうとしている。
25歳のパチェコはプレーしたそれぞれのシーズンでスーパーボウルに勝利するという栄誉に浴した。2022年にドラフト7巡目で指名されたパチェコは、そのシーズンに830ラッシングヤードとランによるタッチダウン5回を記録し、チーフスにとって驚くべき戦力となっている。2023年には前年よりも出場数を3試合減らしながらもさらに成績を上げ、935ヤードとタッチダウン7回をマークした。
パチェコが不在の間、チーフスはチームに戻ってきたカリーム・ハントを起用しており、このハントが稼ぎ頭となっている。ハントは8試合で、155回のアテンプトによってラッシャーとしてチームハイの577ヤードを記録(キャリー平均3.7ヤード)し、タッチダウン5回もマーク。こちらもチームトップの数字にあたる。
ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードがレップスをどう配分していくかは今後注目すべき点だが、パチェコの仕事量が軽くなったとしても、驚きではない。パチェコは実戦に向けて体を整え、今後の試合で調子を上げていくはずだ。
今季初めの2試合で、パチェコはキャリー34回、135ヤード、タッチダウン1回を記録していた。
パチェコがどれだけの速さで調子を取り戻すかはこれからだが、週ごとに試合の重要性が増していく今、パチェコのラインアップ復帰は大きな後押しになるだろう。
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