スティーラーズのスミスOCがノースカロライナ大学次期HCの打診を断る
2024年12月02日(月) 14:47アーサー・スミスの母校復帰はもう少し先のことになりそうだ。
ノースカロライナ大学(UNC)の新たなヘッドコーチ(HC)候補として打診を受けていたピッツバーグ・スティーラーズの攻撃コーディネーター(OC)スミスが、当面は現職に留まる意向を示した。
情報筋によると、スミスは最近UNCに対し、自身をヘッドコーチ候補から外してもらうよう伝えたという。
11月26日にノースカロライナ大学は伝説的なHCとして知られるマック・ブラウンが2025年シーズンには復帰しないことを発表した。同大学で指揮を執るのは2度目だった73歳のブラウンは、現地30日(土)の試合でノースカロライナ州立大学に30対35で惜敗し、シーズンを6勝6敗で終えている。
2005年にノースカロライナ大学を卒業し、ジョン・バンティングHCのもとでアシスタントとして働いていたことのあるスミスは、理想的な選択肢と見られていた。スミスは母校に対して現在も強い愛着を抱いており、状況が異なれば結果も違ったかもしれない。
しかし、今回はタイミングが合わなかった。スミスは現在、スティーラーズのOCとして成功を収めており、クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンの復活を支えている。チームは8勝3敗という好成績を挙げており、日曜日にはシンシナティ・ベンガルズのとのアウェー戦を控えている。
アトランタ・ファルコンズのHCを務めた経験もあるスミスは、NFL内でヘッドコーチ候補に挙がる可能性も高い。
スミスはノースカロライナ大学から声がかかったことに感謝しつつも、今のところNFLを離れる予定はないことを明確にし、UNCの関係者にもその旨をはっきりと伝えているという。
今週にUNCから最初の電話を受けたことについて、「ありがたい話だし、母校は大好きだ。でも、それは今の自分の焦点ではない」とスミスは木曜日に記者たちに話している。
「今、自分はフットボール界で最高の仕事のひとつをしている。それに、個人としてもプロとしても充実した時間を過ごしていて、それは何にも代えがたい」
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